マッサージでグニャグニャにされて部屋に戻って爆睡。
酒飲み交わしたりする元気はございません。

というわけで朝。
ゴソゴソ起き出して軽くヨガったりしていると外が明るくなってきた。

夕べの打ち合わせでは、今朝は朝メシ前にホテルの近所の岩場で軽く登りましょうって話であった。
でもなぁ、リョータもいるしどうせ遅くなんだろうね、なんてＮ皮君と話してたら「おはよーございますっ！」とｶｲﾁｮが登場。もうハーネスもつけてらっしゃる。

ホテルの裏の出口から近所のダイアモンドケイブに向かう。
ホテルの裏はすでに岩がそそり立っていて、きちんと足場を整備すればどこでも登れそうな感じ。
テケテケ歩くと10分ほどでダイアモンドケイブに到着。
ここは前に泊まった宿の真向の岩場だな。

ここはワシは初めてだけど前回合宿（ワシは不参加）に登ってるとこらしく、Ｎ皮君はさっさと支度を始める。

カイチョに続いてワシも久々に外岩に取り付いてみる。ほとんど半年ぶりくらいでおまけにリードでドキドキ。
やっぱ人工と違ってどこ持っていいかわかんないのは、難しいです。ちゃんと外岩やんなきゃダメだなぁ、と思う瞬間。

それでもなんとかトップにたどり着き、振り返るとこの絶景。
正面に見えるのは前回泊まった宿ですね。やっぱこういう爽快感は自然の岩場ならではだよなぁ。

←ポインタ重ねると見下ろした眺め

しかしそれにしても朝から暑いです。
汗っかきのＮ皮君はかなり粘っていたためか全身びっしょり。
汗がロープに沁みて、あとから登ったあっきょちゃんなんかはＮ皮汁をたんまり吸ったらしい。

あっきょちゃんは前回の合宿でこの Keep the Jam,Manは落っこちちゃったらしいけど、今回は楽々パス。
「なんで前はこんなの登れなかったのかな〜」と余裕の発言。
もちろんＮ皮汁を吸ったおかげでしょう。

ちなみに同じことを考える人はいるようで、ワシらのあとすぐにヨーロピアンのクライマーも登場。
ん〜風下になりませんように〜。

うぐっ、予想通りコオバシイがおりがじでぎまじだ〜。

さて軽く２本登って、ちょうど朝飯時でもありホテルに帰りますか。
ワシとしては、実はそのまま気合い入っちゃって登り続けたりするんじゃネェの？と心配していたのだが杞憂に終わってヨカッタヨカッタ。
T.O.さんがいたらこんなことでは済まなかったであろうけど。

汗かいてホテルに戻ったら、もちろんプールにドボンは定番です。
これが南のリゾートのよいところ。
おっともちろん飛び込む前にシャワーは浴びますが。

朝飯食ったあとはチョイと休憩。
近所のクライミングショップcliffmanで定番のお土産なぞを物色してみるけどXLしかないんでやんの。
ちなみにショップの位置はビーチ際に移動しており、ご覧のような人工ボルダーがしつらえてありました。

ほんじゃ本日のメインラウンドに出発しますか。
今日はタイワンドウォールで〜す。

さてさて、ワシらは裏手にある建て替え中のリゾートの現場を抜けてライレイウェストビーチへ。
白い砂のビーチを横切って、もそもそとジャングルの中へ消えてゆく怪しい一団となる。

あれこんなに上り下りがあったっけなぁ。
とかやってるうちに道も間違えたりして。
う〜ん確かこっちのほうなんだけど、とかやってるうちになんとかタイワンドウォールのベースに到着

午前中軽く登ったこともあり、なんとかオンサイト。
まぁそんな傾斜もないことですし、15mと短いしレストもとれるんでこんなもんでしょう。
続いてN皮君も当然レッドポイント。
ｶｲﾁｮ達ももちろん楽勝。
あっきょちゃんは午後になって調子が悪くなってきてワンテンだっけ？

さて次は...ってことになるわけですが、これがやっぱり空きそうにない。
登りたそうなのにはどのルートにもキッチリ１パーティーが取り付いてますな。
しょうがないんで、バックにバッチリライレイイーストベイが写りそうな Organ Grinder (5) で年賀状の撮影会を。

午後もちょっと遅くなってきたところでやっと引き上げる連中も出始めて、ｶｲﾁｮが狙っていた Circus Oz (6a)が空く気配。
まずはｶｲﾁｮがマスターオンサイトトライをあっけなく。
ただ途中ちょっと恐そうな感じもあり。
このへんでチョーシがイマイチなあっきょちゃんとリョータが飽きちゃってyoneさんが一足先にホテルに戻る。

続いてワシですが、カイチョが苦労したところは別なルートでパスしちゃったらしく、まぁなんとかレッドポイントできました。
N皮君も途中得意の粘りを発揮してRP。
高度(25m)もあるし、さすが３☆ルートだけあって楽しめました。

Ｎ皮君（左上に張り付いてるのが見えますでしょうか）/ photo : zz

ってなことでタイワンドウォールは３本で終了です。

とりあえずなんとか人気ルートも登れたんで、本日はこれにて終了。
まだ明るいうちにホテルに帰れて嬉しいなぁ〜。

そしてもちろんホテルに帰ればプールにドボンでございます。

熟女水着画像をお楽しみください。

晩飯はやはり買い物も兼ねてアオナンでしょうってことで暗くなってから出撃。
ライレイウェストビーチには何艇ものボートが待っていて、客引きとかしている。交渉とかめんどくさいから、最初のボートでゴー。このへん大人でございますね。

ほとんど明かりのない海上をボートはエンジンの爆音轟かせながら滑ってユク。
ライレイからトンサイ、新しくできたリゾートなんかを横目にアオナンビーチに到着。

アオナンは例によってリゾート客でけっこうな賑わい。
もう津波の影響はまったく感じられません。

ワシらは特別お気に入りのレストランがあるわけでもないので、あんまし奥まってないとこでｶｲﾁｮがピンと来たレストランに突入。
ちょっと高級そうな感じ？

しまった。
店構えからして観光客向けなのは当然なんだが、味付けまでかなりヨーロピアンに迎合の甘めのな感じ。
この魚も甘酢あんかけっつうか、酢豚というか。

でもまぁ、これも観光地ってことでそーゆーもんだと思えばよろしいのです。 文句言いながらもなんだかんだで完食しちまってごちそーさまでしたっ。

食事のあとはお楽しみのショッピング。
まぁ、たぶんタイ中どこいっても屋台なんてな同じようなもの置いてるんでしょうけどね。もちろん目当てはニセモノ。
シンガポールのクライマーが履いているビルケンシュトックの90%はクラビで買った偽物だと言われているくらいだ。しかしてグローバル化の波はここにも押し寄せ、ニセモノ系は少なくなりつつあるような。
でもクリアマーヤバックパッカーの多い土地柄か、ノー○フェイスやマ○ートなんかのナンチャッテはまだ健在。
けっこう丈夫で長持ちですよね＞ｶｲﾁｮ。

ワシは例によってフィッシャーマンズパンツを物色。
１件、サイズ別に並べている店をめっけてご満悦。

きたときの船頭とは往復の値段で交渉済み。
予定の時間どおりビーチに行くとしっかりボートが待っていた。

星がけっこう綺麗だし風も気持ちいいしってことで、ついつい舳先に行きたくなるのはいつものことですが、よい子の皆さんは真似しないでね。
気持ちよくなってウトウトして、転がり落ちそうになったりする。

そんでもってやっぱしこれだけは外せません。
どんなに疲れてても、つうか疲れてるからか、とにかくマッサージったらマッサージ。
痛みの一歩手前の心地よい刺激が眠気を誘うのでした。

明日登るのは午前だけ。
でもそれくらいがちょうどいいかも、とか思ったりして。

お休みなさいです。

最終日に続きます。