クラビ合宿でなかなか調子のよかったJ-Rock。O.T.氏は帰国したモノの、新メンバーも加わりこりゃまたどっかイクでしょ、そうだチャイニーズニューイヤーは連休だし、またクラビ行こうっつう計画がまとまるまでに時間はかからなかった。
しかして年末のスマトラ沖大地震＆大津波はアンダマン海沿岸にあるクラビだけでなくワシラの合宿計画も押し流してしまったのであった。
ただし現地の事情が明らかになるにつれて、被害は比較的軽微（比較的、ですよ）、登ろうと思えば充分登れる状態であり、クラビを愛するクライマーとしては現地に赴き、亡くなった数名のボートのおぢさんのお墓に花なぞ手向けつつ、お金をばらまいたほうが現地の復興に役立つはず！とは思ったんだけど、まぁその、日本のカイシャ的には自粛ムードでありやっぱヤメときましょう、と。
つうわけでじゃぁ前々から懸案のひとつになっていたクアラルンプールに行きますかってことになったワケである。
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今回クアラルンプールへの足は自動車。橋いっこ渡ればそこはもうお隣のマレーシア。つうかワシの住む島自体もともとマレーシアでそこから４０年ほど前にから独立した国なんである。
チャイニーズニューイヤー(以下CNY)の前日（大晦日だな）仕事を早めに切り上げ、Sかいちょのクルマに拾ってもらったメンバーは、心境いちぢるしいK峰さん、新人O川君、そしてワシ。 |
しかして出発前にSかいちょから不吉な予告があった。島から渡る橋は２つあるのだが、CNYなんかの時には大渋滞するらしい。それもそのはず、橋は国境であって当然出国入国の手続きをせねばならんわけで、その手続きで大渋滞となるらしいのであった。
Sかいちょ曰く、大渋滞はまだいいにしてもそこで繰り広げられる割り込みなんかのマナーがムチャクチャ悪いらしく、かなり精神的によくないとか。
実際この島の交通マナーはあんましよろしいとは言えない。普通に町中走っててもアタマくること多いし。
ホラホラ、渋滞が始まった。 |
 ところが、予測に反して渋滞はたいしたことなく、わりとサクサク進んでいく。道路も整備されたせいか割り込みなどもほとんどなく、合流地点も１台づつきちんと譲り合ってるじゃないすか。
豊かになったこの島、金持ち喧嘩せず、とはまさにこのことであろうか。
ここが出国側のブース。
クルマに乗ったまま出国手続きをするのだ。 |
出国側の係官。
なかなかイケてるネーチャンでした。 |
こっちは入国側。
ちっ、おやぢかよ。 |
ちなみにイミグレーションの写真撮影は禁止です。 |
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橋を渡るとバリバリに管理されていた島の雰囲気からゆるぅ〜い感じにちょっと空気が変わる。
町並みも10年前くらいの島の下町の感じといえばよいでしょうか。
高層ビルも建ってるが、その足元にはゴチャゴチャとした町並み。
コレはマレー鉄道の駅。 |
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思ったよりも早めに橋を渡れたし、トイレにも行きたいし、ちょっと腹も空いたし、ワシは初めてだから対岸の街ジョホールバルをちょっと探検。
おおっ！散らかるゴミ。
なんか懐かしい光景。 |
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このような方も路上にいらっしゃる。
ご本人は当然不本意だろうけど、このような職業の選択ができるというのも一種の自由なのかも、貧乏だけどこっち側のほうが自然かも、とか思ったりする。
ワシの住む島には絶対いないのだ。そのかわし、ワシの島には課外授業で募金をする学生共がウロウロしているのだが。 |
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商店街の町並みも昔見たワシの住む島のゴチャゴチャした感じがまだ残っている。
ただし売っているのは携帯であり、パチモンのDVDだったりするのが時代を感じさせる。
パチモンDVDけっこう悩んだんだけど、劇場撮りだとへこみそうなんで今回はパス。
裏通りにはいるとちょっと目つきの悪いニーチャンがいたりして、おもわず財布を尻ポケットから前のポケットに移したりする緊張感も懐かしかったりする。
ワシの住んでる島ではちょっと無防備になりがちだ。 |
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KL到着は夜10時過ぎになりそうだ。ここで軽く飯を食うことにする。
ブラブラしてたあげく、ちょっと裏通りのバクテー屋に決定。
CNY なせいか、一グループが昼間っから飲み会を繰り広げていたりする。 |
ここんちのバクテー（上の画像の通り「肉骨茶」と書きます）は土鍋で直接グツグツと煮る昔ながらのスタイルを守っている。スープは醤油を使わないタイプでしつこくなくていいです。
普通のスペアリブのとモツのをオーダーしたけど、モツはなかなかこってりしてイケました。 |
腹も満たして、出すもん出して、KLに向けて出発。運転はずっとかいちょにお願いしてしまいました。どうもスンマソン。
両脇はずっとパーム畑が続く単調な景色。助手席にいるワシ的には、ん〜睡魔が否応なく襲うヤバイパターン。
とりあえず頑張ってイロイロ話題を振りつつクルマはKLへ向かう。 |
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けっこう綺麗な夕日がパーム畑のむこうに沈んでゆく。話題もとぎれてきたし、くっ、ますますやべぇ。それを察してかいちょは「寝てもいいですよ」、と。そういうわけイカナイじゃなですか、ねぇ。
といいつつどれくらい気絶したんでしょうか。
気がつけばチラホラ人家も増えてKL近郊。 |
お疲れ様でホテルに到着。
ロビーは大晦日なせいか11時近いっちゅうにゾロゾロ人がいるは、バンドはガンガン演奏してるわ。
今回のホテルはO川君経由で予約。ワシラ３名の部屋はダブルベッドにエキストラらしい。お互い、イビキだのイロイロ気になってもつまんないから別々の部屋に変更。この辺はオトナの対応といえよう。
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結局小腹が空いたねっつうことで、ホテルの前を通るモノレールに乗って繁華街に出撃。
ワシがよく来ていた10数年前には計画はあったもんの、影も形もなかったのにできちゃうもんなんですね。この辺が上り坂のこの国を象徴しておりますな。
さすがに大晦日の真夜中近く、食い物屋はほとんど閉まっておりようやく開いてたタイ料理屋を発見。
けっこうな量オーダーしちゃい、ビールも入ってはもう気絶は間違いなし。
そうそうにホテルに戻ってシャワーも浴びずに爆睡です。
さて明日はクライミング。
どんな壁なんでしょうかね。
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