その1

自らをヨコノリバカオヤジと称して既に10年近く。
ヨコノリ系の遊びを始めてはや20猶予年となった。

無論世にヨコノリ者は無数にいらっしゃり、私など遠く及ぶものではない方々がいらっしゃるのは、ほかならぬ私自身が一番知っている。

リーマン続けながらのヨコノリ生活は端から見ればいかにも中途半端でもあり、見方によっては優雅でもあったろう。
人生を賭してそのヨコノリ道を突き進む人たち。
燃え尽きて去っていった人たち。
それらのミナサマから見れば、ワタシの思い出話など取るに足りないものである。

しかして仕事をしつつ、家族を養いつつ、なんとかヨコノリ者として過ごしてきた20年余りを語ることは、一般のミナサマにも多少のご参考になるかと思い、ここにキーボードを打つ決意をしたわけである。
また、この間出会った皆様や、そのエピソードを語ることも、これを読むミナサマが、まっとうな道に進まれる一助となるやもしれぬ。

や、幸せな家庭生活、会社での立身出世、金銭的な成功、そういったものを望むならやめたほうがいいよ、ヨコノリは。
悪いこといわないから。マジで。
そのような思いを胸に、この項を進めてゆく。

つうか、ボケちゃう前に書いとけ、って感じでもあるのでお暇な方はお付き合い願いたい。

 

序の章2に続く

 


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