そにょ4


朝飯を食ってると風上側の空から黒い雲が現れたかと思うと、ザーっと雨が降り出した。

まぁ「ノンビリ」であるからして、ゆっくり朝飯食ってお茶だのエスプレッソだのを飲みながらぼんやりプールの雨紋を見るもよし。
これはこれでなかなかメローな気分であります。

そういやワシらの滞在中は暑くもなく寒くもなく。
Tシャツ短パンでちょうどいいくらい。
気持のいい季候。雨降るとちょっと涼しいくらいかな。


かなりの降りになってはいるけど、東の空は既に明るくなっていていかにもスコールって感じ。
南のリゾートアイランドにも雨は降るんだよ。
しかしてスコールであるからして、しばらくすると雨はあがり、東の空には虹。

そういやガッカリ島で虹なんか見たことないかもな。
空が狭いし、雨上がりに空見るコトなんてないモンなぁ。


ワシらの部屋を海側から。2階中央右がイチロヲ宅、左が ZZ宅。


さて、とりあえずクラブミストラルに料金払ってくるかな。
昨日払おうとしたらクレジットカードの端末が故障していて現金で払ってくれと。
げ、現金?そんなに持ってきてたっけ?少なくてもモーリシャスルピーじゃ持ち合わせがございません。
支払いはユーロ、USドル、モーリシャスルピーってことで、緊急用にいつも持ってるUSドルでなんとか足りそうだ。

さて、ここでクラブミストラルの料金体系などをチョイとご説明させていただきましょう。

これが2006年5月現在のウィンドサーフィンの料金。
上は道具のレンタル代。ビギナーってのは講習込みということですな。


US$
1day
88
2days
131
3days
181
5to7days
(1week)
288
13 to 14 days
(2weeks)
475
Begginner
2hours
88
Begginner
6hours
188
Begginner Kids
6hours
175



一日9000円!?一瞬ビビリますが、ワシらがお願いしたのは7日間のうち5日間遊ばせてもらいます、っつう1週間プラン。コレで288ドルだから一日6000円弱。

コレが安いか高いかというのは難しいけど、ミストラルとノースセールの最新モデルが乗り放題。おまけにセッティングから後片付けまでぜ〜んぶおまかせ。自分でやるのはフットストラップとブームの調整だけ。好きなだけ乗って乗り疲れたらプールにドボ〜ンまでセットと考えるとヒジョーにお得な気がする。

ハーネスも借りられます。

他にも自分で道具持ってきた人に道具預かるだけとかの料金もあったけど、RRDチームを見る限り庭に転がしといて大丈夫。
庭先からそのまま出られちゃうモンなぁ。でもモーリシャスまで道具を持ってくるのも大変すぎる。

っていうか、久々にやるオヤヂとしてはこのシステムじゃなきゃウィンドできなかったも。

例えばですね、ウィンドの聖地といわれるマウイに行ったとする。
マウイはウィンドのレンタルまで入ったパッケージとかあるわけですよ。で、まず空港に着いたらレンタカーの手続きして、それからショップに行って道具選んでレンタルして、ビーチまで行って、オッとその前にコンドミニアムの手続きして、やっとビーチに行って慣れない道具をセッティングして、一日目は案外道具のセッティングで疲れちゃったりして、乗り終わったら後片付けして、コンドミニアムに帰って、オッとその前にスーパーで買い出ししてコンドに帰って料理して....。
てなコトになるわけですよ。

まぁそれはそれで楽しかったりするのだが、お気楽ウィンドとしてはな〜んも考えないで、ノンビリ朝飯食ってプールサイドでゴロゴロしてたら、「あ、風吹いてきたぁ。」でトロトロ歩いて道具を借りてウィンドして、終わったらプールにドボンと飛び込んで、ビールで乾杯!ってのはスゲーラクチンで嬉しいっ!
コレが全部込みコミ、ついでに言えば毎日吹いてくれるのも含めちゃったりするともうコレはチョーお得な気がする。

ロケーションとしては、上の画像のようなことになるわけですが、要するにクラブミストラルがあるインディアンリゾートってのは、地理的に右上の岩山とその右奥に連なる山沿いに貿易風が圧縮され、ベンチュリ効果でウィンドやカイトに適した風が吹くらしい、なんてことはワシのサイトを見てる人の98%くらいにはカンケーないっすね。
ま、要するに暖かくて毎日安定した風が吹くとこなんて世界中にもそうゴロゴロあるワケじゃないんですよ。
おまけに上げ膳下げ膳てな場所は他に聞いたことないです。

上の画像をイラスト化したのがこの図。天地が逆ですが。
ご覧の通り風は海に向かって左から吹いてくる。これをポートタックの風などと呼んだりする。
まっすぐ走って行ったり来たりするのにはどうでもよいのですが、これが波を使ってジャンプしたり波乗りしたりするとなるとちょっと事情が違って参りまして、得意不得意ってのが出てまいります。ホームゲレンデの風向きによる慣れの差なんだが。
ちなみにワシはこの風向きが得意で、イチロヲちゃんは不得意。

目の前はインサイドラグーンでほぼ平水面。ビギナーなんかでもちっこいセールで練習ができる。
ちょっと沖に出るとリーフになってて、今回は頭ぐらいが最高。更に左奥にマナワちゅうアウトサイドリーフがあって、ここはワンサイズ大きいらしくマストサイズも立つんだと。ただし遠いから3名以上のグループでクラブミストラルに申告して、ウォーキートーキー持ってけってなことであった。なんかめんどくさいな。
右の奥にはワンアイっちゅうかなりハードなポイントがあるけど、レンタルの人は行っちゃダメ。

ヘイヘイ、了解いたしました。


なんか雨降っちゃったせいか、風の吹き出しが遅くてイマイチ安定してないみたいだ。
今日はとりあえず料金払うだけにしようかな。
と、スタッフのおねぇちゃんがクレジットカードで払えないのを気にしたのか、単に親切なのか、それともワシらの男ぶりに惚れちゃったのか、1時間なら日数に数えないから乗っていいわよ、とフランス訛りの英語で仰った。

ちょっと風弱いなぁっつうことでスタッフのオススメに従い本日はスクリーマーの105リットルを借りてみました。スクリーマーっちゅうたらワシがやってた頃は3mくらいのセンターボードがついた板だったはずだが今では258cmですか。昔のショートボード並の長さですな。
でもボリュームはたっぷりあり、その分レールも分厚くてジャイブできるか心配。
なんせ100リットル以上の板なんぞ、サーファー艇(ウィンドの原型とも言うべきクラシックなボード)以来乗ったことないモンなぁ。


風も弱めということで乗ってる画像はナシ。

案の定でかいでかい道具に手こずりヨロヨロジャイブを繰り返したけど、さすがに走りは安定していたような。
帰国(っていつだか)のアカツキにはウィンド再開を企むワシですが、このボード100リッター以上、セールサイズ6平米以上の領域に手を出すべきかの結論は出ず。
弱風でも遊びたいけど、道具がでかくて楽しめないんじゃ意味ないし。
カイト?ん〜、ちょっと考えさせてくれ。


人乗りしたらプールにジャボ〜ン

プールサイドに置いてあったポコちゃん人形


1時間ではございましたが、エクストラなウィンドできてご機嫌。
大変お得な気分で乾杯です。

ちなみにこの素敵なお気楽「手ぶらでプレーニング」システムを提供してくれるクラブミストラルは、Isla margarita,barbados,cabare,st lucia,....cape verde, mauritius....いまんとこカリブ海と紅海〜地中海〜西アフリカ沿岸だけらしい。
ポンニチから一番近いのがモーリシャスかよ。
沖縄、サイパンあたりにできないかなぁ〜っと。

 


ってなことでまたもやプールサイドに戻ってノンビリの続きをば。
ワシ的には今頃やっと手に入れた「ダヴィンチコード」を(中)まであっという間に読んじゃって、慌ててスピード落としますな。

画像はヨガのデモンストレーションなぞをして、白人じー様達を威嚇するイチロヲ。


それにしても気になるこの巨大岩


そんで今夜のディナーはモーリシャス料理らしい。
もともと無人島であったこの島であるからして、いろんな出身地の料理の寄せ集めなのかも。
ちょっと内容をよく覚えておりませんが、2日前と同じようにウニがてんこ盛り。

スキップしながら部屋に帰って醤油とワサビを持ってきたのはいうまでもない。
本日は米に乗っけてウニ丼に挑戦してみたけど、残念ながら長粒米にはあわないらしい。
ビネガーかなんかで酢飯にすればよかったのか?
まペンネにあえて食ったら美味かったので許しましょうか。


モーリシャスナイトの日だからか、夕食のあとに民族舞踊の「セガ」つうダンスをやっていた。
こんなインターネットラジオで聴けます。
なんでしょ、アフリカっぽい陽気な音楽に、腰フリフリの踊りを見せてくれるんだが、腹いっぱいで眠い眠い。
ほとんどぜんぜん覚えてませ〜ん。

つう事でお休みなさい。

そにょ5に続く。

ZZ's Private Beach | Surf Trip Top