chapter 1: The Last Resort


そろそろロンボク行きたいなぁ、いやイカンでどうする、行かなきゃマズイでしょ、くらいの勢いになってきた師走。
そう仕事が忙しくなるとナニがナンでも遊びたくなってくるのがワシの性分。

そんなおり、ちょうどよくロンボク一緒に行きませんか、なんてぇお話が持ち上がる。一人は去年も一緒にロンボクに行ったcoba。
そしてもう一人はgentemツァーに行ったハヤツキ君が。こないだニセコで会ったばっかしの現在自由な人だ。

親分、空港で自分のサイトをチェックするの図


そして今回のスペシャルゲストは上州の親分てんろくさん。
前からぜしご一緒にトリップをなんてぇ話が遂に実現です。
親分は仕事にスノーボードに空手にと超多忙なスケジュールを振り切っての波乗りトリップ。

それにしても皆さん、今年の冬はドカスカ雪が降ってるっちゅうに波乗りなんかしててよろしいんでしょうか。

出発前に空港内のマッサージ屋に突撃
こんな椅子に前向きに寄りかかって背中のマッサージ


前日夜中にガッカリ島に到着したお3人。
とりあえず狭いワシの家で雑魚寝をしていただいて、翌日日中は市内観光っていうかcobaがチキンライスを喰いに出撃。
ところが中国正月直前とあってか目指したチキンライス屋は閉店。ラクサも喰えず、残尿感の残るショートステイであった様子。

ワシは午前中だけ事務所に顔出して、仕事をしたことにしたりする。

マッサージ中はこんな事になる


今回の日程はモロ中国正月と重なっちゃってるんで、ガッカリ島からのフライトはどこも一杯。ロンボク行きのフライトもほぼ満員です。
ばけ〜しょぉ〜ん、つう感じの西洋人が多いかも。
サーファーが少ないことを祈るワシ 。

かなりの横幅のオバハンが隣で苦しそうなてんろくさん。

機内食はチキンライスではなく、どうやらcobaは喰いそびれることになりそうな予感。


ホテルにチェックインしたあと、早速迎えに来てくれたアレフと一緒にファミリーカフェに出撃。
cobaは夢に見たであろうペペスシーフードをオーダーするも、ここのところ雨がちで魚があがっておらずできないとのことで、ここでも振られてガッカシ。

どうやらここんとこ毎日雨が降ってるらしいです。
雨はどうでもいいんだけど、肝心な波は?

おととい大きかったけど昨日から急にちっちゃくなったぁ〜。
くぅっ、まぁだいたいそんなモンだろう。
ぁ〜寝よネヨ。

 


そして翌朝。
天気悪いッス。どよよぉ〜んとした空模様。やっぱ雨季なんだなぁ。
なんかいかにも、うねりはは入ってませんよぉ〜って雰囲気が充ち満ちちゃってたりして。

ちょっとやる気が減退のワシですが、寒い国から来た皆さんはやる気満々。


今回のガイドはアレフの弟アダム。
ハヤツキ君は去年ロンボクに来て、その時もガイドはアダムだったらしく、こいつのどーしよーもないキャラクターがだぁ〜い好きらしい。

ワシは知らなかったんだけど、モスリムのくせに(くせにって事はないのか)3回も離婚してるわ、グルップックに女がいてワシラを待ってる間女のところにしけ込んでるとか。


グルプックへ向かう途中の小さな川に渡されている橋が掛け替えで、迂回路っつうか、これって川の中渡れってことじゃん、状態の簡易沈下橋、じゃないなやっぱり川渡れだな、こりゃ。

グチャグチャのダートをのったりのったり進んで、その先の川をジャバジャバと渡る。
なんか一昔前のサーフィンサファリに来ましたよって感じでちょっと嬉しかったりする。


こりゃ今どき得難い経験ですなぁ、と余裕をぶちかましてみたりする。
ちなみにダートが長いマウィーはグチャグチャで近づけないそうです。

土手からコース取りを間違えて川に突っ込んだとおぼしきバイクのおじさんが一苦労されておるのをギャハハと大笑いで何の手助けもしないポンニチご一行。
助けてあげなさいよぉ、なんてことは一言も言わない。


グルプックについていつものようにインサイドに出撃。
うぐっ、波ちいせぇ。
かなりインサイドでチョロチョロッと割れてるだけのようだ。
まぁ1ラウンド目からドカスカ割れちゃった日にゃぁ辛いですからね。小さいぐらいがちょうどいい。

とはいえ、ロンボクマジックは健在。
途中のセットは頭を越えるサイズ。

アベレージはご覧の通りせいぜい腰〜肩。


ほれっ!てんろくさんがセットを捕まえた!


てんろくさんはこのトリップに備えて泳ぎまくったり準備に怠りなかったらしい。
それでなくても元気なこのおぢさん、疲れないように休まなきゃなんて言いながら、ガンスカ波取りまくっていらっしゃいました。

セットはサイズがあるんだけど、いかんせん間隔が長すぎる。
あぁ〜、またてんろくさんが乗ってっちゃいましたよぉ。

ハヤツキ君。今回は乗ってる画像がございませんでした。


天気はなんとかもったワンラウンド目を終えてホテルで昼食。
ノボテルは白人(ヨーロピアン)さんが多いリゾートホテル。
昼飯もガイジンサイズであり、ピザなど直径30センチはあり、生地もボッテリ分厚くて、薄い生地のナポリ風なんてのに慣れちまったポンニチ人の胃袋をあざ笑うような、一人じゃ到底喰いきれんサイズ。


午後もグルプックに出撃しようとしたところ、とうとう雨が降り出してきた。
まぁ雨が降っても波乗りはできるんですけどね、なんか気が進まないじゃないですか。
せっかく南の島なのに。そんなにガツガツしなくても。

そんなわけで波乗りは中止してホテルのスパを急襲。


ここんちのスパはオーストラリア系の「マンダラ・スパ」ってとこがやってたんだけど、久々に来たらマネージメントが変わっていた。
ちょっとメニューも変わっていて、以前の「バリニーズ・マッサージ」がなくなって「ササック(ロンボクの先住民族)マッサージに変わっておりました。
マッサージ的にはほとんど一緒のように思えましたけどね。

マッサージ中はこんな事になる、っておんなじような写真撮るな。


夜は例によってファミリーカフェ。やっぱし雨のせいでペペスシーフードはなくcobaはガッカリ。

ワシも「ハワイアンサラダ」なるモンを頼んだら、ご覧の通りのカワイイフルーツサラダでちょっと失敗です。
本日はZZさんと言えばラム酒ってことで、いつもの通りラムコークでかんぱぁ〜い。

明日はうねり入るかなぁ、なんてことはだぁれも言わないくらい望み薄です。
おやすみなさい。

chapter 2 : Bitter Creek に続きます。

ZZ's Private Beach | Surf Trip