空港から乗ったワンボックスは席を倒すとワシラ４人が充分横になれるくらいのスペースが確保できるモノ。
なかなか快適、なんだが噂通りエアコンもギンギン。長袖長ズボンは用意していたモノのちょっと寒いかも、といいつつあっという間に爆睡だ。
途中水を買ったりしながらも殆ど道中は覚えてないっちゅうか、真っ暗な中山道も通ったよーな気もするけど夢の中。途中からどんどん道路が悪くなり、スピードも落ちていた気がする。

そしてやっと宿に到着したのは朝の４時過ぎ。
道中ほぼ８時間と言うところでしょうか。
まだもちろん真っ暗だ。
すぐ目の前は海らしく波の音が.....でもあんまし大きい音じゃないんですけど。

受付のようなところでウロウロしていると、をぉTT師匠が起きてきた。
ワシラより４日ほど早くここに入っているニセコチームだが、初日はソコソコのサイズがあったモノの少しづつサイズが落ちてるらしい。それもオンショアだとさ。

とりあえず部屋に入って、荷物をちょっと開けたりと。同室はもちろんチャーリーです。

空が明るくなってきて、他のメンバー達も起き出してきた。

やっぱ波小さい....。

体も疲れてるし、頭もちょっとボーッとしてるんで ニセコ組の波乗りを見学。

今回ニセコからはTT師匠の他に２組４名が参加。
まずはオーム君。

今はトモキの所でバックカントリーガイドをやってるgentem乗り。
いちどトモキの手伝いでガイドやってもらったことあるはずです。

今回は彼女のヒトミちゃんと参加。

こんなとこまで来るくらいだから波乗りにもハマってるらしく、そういや昔チャーリーがウェストジャワでばったりあったとか。

今回のメンバーの中でもいちばん精力的に海に入ってたし、いちばんシャキシャキしたスタイルでした。

その他のメンバーは追々紹介いたしましょう。

TT師匠も小波にちょっとやる気がなくなったか、板置いてロッドを取り出して投げ釣り。
そうそう、今回の第２テーマは釣りであり、アキレス腱の裂断からまだ回復してないチャーリーは釣りがメイン。ぶっといロッドケースを持ってきてるし。

さぁ、GTが釣れんのかそれともバラクーダ？
ま、この朝はボーズって事で。

その後軽くパンケーキを食べて、足慣らしにワンラウンドです。

腰〜胸でなんとか数本は遊ばせていただいく。
ポイントはロックリーフでインサイドは岩岩。ウニとかもいそうなんでリーフシューズは必携ですね。

このリーフポイントは道路を挟んでホテルの目の前で、サクッと上がって水シャワー浴びて軽く仮眠。
もうイキナリ初日からまったりモードに突入でございます。

テツ家は既に昼寝体制

さて、まったり仮眠のあとは昼飯。
ホテル、ってぇたってホントのとこはバンガローに毛の生えた程度なんですが、昼飯まではつくってられんちゅう事か、近所のポイント前のレストランに出撃。（この後殆ど毎日そのパターン）

レストランのあるビーチまでは歩いても15分くらいなんだけど、その辺のバイクの後ろに乗ってチップ払ってラクチンに参りましょう。

もちろんオープンエアーであり、手書きの看板、メニューなんぞは手作り感覚満載。
なかなか和める場所であり、この滞在中殆ど毎日昼飯はここ。
美形の姉妹が切り盛りしてるってのもポイントでございましょう。

なんてことはさておき、道路を挟んだ目の前は「バイクで5分の先には、サンドボトムのロングライドライト。うねりの向きが限定されているので普段は小さいが、
ひとたび大きくなればスーパーロングライド。」なポイントがあるわけで、そちらのほうに目を向けますと....

な、なんだぁっ？
遠浅の海岸にワラワラと家族連れが集まっている。
これって普通の海水浴場じゃないっすかぁ？

やっぱシークレットなサーフポイントってジャングルかき分けて、ボートでたどり着いて、そこには人知れずリーフに砕けるマシーンブレイクがありました、ってなのを勝手に想像するものだが、こちらはちょっと違うらしい。

貸しブギボーも浮き輪（タイヤのチューブ）もございます。
ハリラヤ休みでビーチは大変な賑わいだ。キャーキャーワーワー、江ノ島とかわりゃぁしません。
ホントにこれってシークレットサーフポイントなの？

ところがニセコ組の初日にはオーバーヘッドのセットが入り、延々と続くライトのロングウォールが出現していたのだとか。
にわかには信じられませぬ。

まぁなんだな、例えそれが東京湾の真ん中でも、例えば10年に一回ある台風のうねりの向きの時だけに出現するブレイクがあって、それがサーファーに知られていなければシークレットブレイクと呼んで差し支えなかろうて。
と、自分を納得させるワシ。

しかし、メシは美味い。
ここんちのご飯はワシのサーフトリップ史上でもかなり上位に入るモノと言えましょう。

宿に戻ってみるとリーフポイントは軽いオンショア。
だけどまぁ乗れないわけじゃなかろうと、ロングを持ち出し一人で海に入ってみる。なんせ塩気がすっかり体から抜けちゃってるもんですから、体慣らさないと。
ホラ、ひっくり返ってばっかしだもの。

ちなみに先ほどのビーチブレイクはビーチの向きと地形で風をかわせるらしい。

ZZ / photo : Charlie

今回持って行ったのは、修行中の'6"8とメインの7'"10に'9の３本。
ホントにそんなの入るのぉ？と疑いつつも、あらゆるコンディションを想定したつもりの現在ベストの布陣でございます。

チャーリーはアキレス腱の裂断が完治しておらずニーボード（ただし巨大）と、やっぱし大波用のガン。
テツも他のメンバーも長めの板を持ってきてるようだ。
特にTT師匠は'9"6のワイメアガンみたいのを持ってきてる。
ホントにそんなの入るのぉ？

夕刻みんなが午後のセッションを終える頃、入れ替わりにチャーリーと３ラウンド目。
風も弱くなり、腰〜胸のセットで遊ぶ。

宿はワシラの貸切であるからして、夕食は師匠のセッティングにより全員でカネだしあって豪華ディナータイム。
川ガニチリ炒めだのカレーだので大満足でございます。

テツ家

ってなことで、初日からかなりマッタリした雰囲気だ。
まぁこれはこれでいいじゃん。
他にもいろいろ楽しみあるみたいだし、この空気、このリズムを味わうだけでも充分楽しいのだよ。

飯のあとは軽くヨガセッションやったり、マッサージやってもらったり。こうなったら毎日揉まれてみようかってくらい。

当然あっという間に瞼が重くなってくる。
まぁ、こんなマッタリもなかなかいいもんだのぉ、とか。