どーもねー、Jベイ行ってなんとなく達成感に浸ってしまったのか（ただ行っただけでなんも達成してはいないんですが）ロンボク後の次のプランが決まらない。
とりあえず波乗りはしたいんだけど、きっかけってヤツですか、そーゆーのがなんとなくないわけで。それに休みもそんなに長くとれないしー。

とそこへ、花の都はトーキョーのちょっとハズレの巨大遊園地のそばに住む南房仲間のチャイ君からお声がかかった。

今回は島のフラッグシップキャリアー。
機内食はソコソコ、スッチーの質は年々落ちるばかり。

日程的にもなんとかなりそうだし、こりゃ一発乗るしかないでしょう。
ところが出発間近に仕事が立て込み、ついでに豪雨で島は大渋滞。空港に着いたのは１時間前。
最近はセキュリティ強化でゲートが閉まるのが早いからちょっとドキドキ。この辺のドキドキから旅は始まる。

あ、今回の旅先はモルディブです。仕事を早く切り上げれば、夜便で飛んで翌朝から波乗り、帰りも一日遊んでから夜便、おまけに波はいうこと無し、３泊４日で楽しめるってぇなかなか使えるデスティネーション。

最近デザートにアイスが必ず出るようになりました。

2回目だと物珍しさもなく、あっという間に島に到着。
そうそう、今回の旅は第１回津波被害復興調査団と銘打っております。あの北スマトラ沖地震から既に９ヶ月。被災地の状況はいかなるものかと。
とりあえず夜中に着いたロヒフシリゾートは以前と変わらぬたたずまい。

案内された部屋は最近ペンキが塗り直された様子。
ひょっとしたら浸水しちゃったのかもなー、なぞと思いつつ荷物を解いてボードにフィンをセットなぞしてから床につく。

おやすみなさい。

翌朝キッチリ夜明け前に目が覚めて（時差ボケですね）軽くヨガこなしているうちに外が明るくなり、とりあえずロヒスをチェック。
サイズは...たいしてでかくない。せいぜい頭といったところでしょうか。正直ホッとしたりして。

２〜３日前からモルディブに入っているチャイ君達からの伝言はフロントになかった（あとからチャイ君はメモ置いたけどワシに伝わらなかった事が判明）ため、フロントでチェックすると既に朝イチのボートでポイントに向かったとのこと。

ほんじゃ、ワンラウンド目は一人でロヒスに入りますか。

肩〜頭くらいで小さい、とはいえ速い。
もうまともにボトムターンにすら入れないままどんどん潰さる。最初は2〜3人だったのがあっという間に20人ほどに増え、まわってくる波数も減ってワンラウンド目はほとんど乗れないままに敗退、っつうか撃退された感じ。

いつものことだけどインターバルが空いちゃうとぜんぜんダメですな。
それよか朝食時間が終わっちゃう前に食堂に行かなくちゃ。

食堂に行ってみると、朝イチボートのワンラウンドを終えたチャイ君と再会。今回はツレにミキさん。
ミキさんはワシがこの島に飛ばされてから、笹ぴょんやらチャイ君達と時々つるんで南房で波乗りしているらしいショートボーダーサラリーマン。

朝食後は木陰でチャイ君と、最近のトーキョー方面やら南房のことなんぞ世話話をば。チャイ君は年末にスイスに赴任とかで南の島での波乗りは、しばらくご無沙汰になりそうだと。

昼飯前に軽くヨガってから、午後はボートに申し込みジェイルズに。
ジェイルズは前回最終ラウンドで入ったんだけど、イマイチリズムに乗れなかった記憶がございます。

ちなみにサーファーはけっこう見かけるんだけど、ボートの数は一日４回２便づつと前回ほどは多くない。日本人はちょっと少ないのかな。ただしブラジリアンチームはしっかりいらっしゃいました。

チャイ君もヨガを始めたらしく、ボート上で突然始まるヨガ。
怪しい。

さてジェイルズですがぁ。
肩くらいでサイズはここも小さめ。
なもんでインサイドの浅めの棚で速めのが割れている。

午前に続いてテイクオフすらままなりませんな。ピーク側じゃぁちょっと厳しいかもと思い直して、インサイドセクションに移動するんだけど、ここでもやっぱりダメ。
気分的にも負のスパイラル状態となり落ち込みそうだ。

ちょっとレイト気味じゃないでしょうか。

というわけで、ドッカーン。

ここは一発波待ちしながら静かに目を閉じウジャイ呼吸で瞑想しココロを落ち着け...られたら苦労はしないのだ。
そんなに修行はできてません。

ちょっとサイズが上がり始めてセットの数も増えてきたところでピーク側に移動。
やっと1本ツルツルの長いのに乗れたところで時間切れ。まぁ、今日のところはこんなもんで許してやるわい、と捨て台詞を残しつつボートに戻る。

部屋に戻って、シャワーを浴びて、軽くヨガってから島の西側にあるデッキに出撃。
夕食前にビール飲みながら夕日の鑑賞でございます。
そういや、前回はいっぺんも夕日見なかったな。

ワシラ以外はカップルか家族連れ。
あんましサーファーらしいのはおりませんね。波のことばっかり考えてて、夕日なんて見る余裕ないのかも。

ってなことで、てんこ盛りの夕食バイキングを詰め込んで、あえなく爆睡はいつものことでございます。
あすはなんとか乗れますように。

おやすみなさい。

ホンで翌朝。
４時半起床。軽くヨガってから、前日予約を入れておいた朝6時のボートでサルタンへ出撃。船が桟橋を離れる頃ちょうど朝日がロヒフシの島影から昇り始める。

ボートに乗船したのは５名と少なく、こりゃひょっとしたら貸切？
なんて期待はサルタン近辺に停泊する4〜5艘のボートに淡くも砕かれるのであった。
うねり小さいッスからね、自然とここに集まっちゃうんでしょうか。

オージーロングオヤジの団体などけっこうな人出でございます。
そんでもってセットの数は少なく、ワシの波乗りはヘタ。とあってはなかなか乗れませんな。チャイ君とミキさんは調子よく奥のピークで乗ってるんだが。

そんでもって、あいつらサイテーなんですよ、とチャイ君達が言っていたポンニチ人ボートトリップご一行。どっかのショップのツァーなんでしょうか。ドヤドヤと7〜8人まとまって入ってきてピークを取り囲むように独占。べちゃべちゃ喋りながらボス猿みたいなのがキャッホーとか叫びながら、前乗りはするわで確かにサイテー。

あんまし見苦しいんでピークからちょっと離れたところで時々入ってくるセットを待つ作戦に出たモノの、なかなかセットは入らず、最後のほうで頭くらいのに乗ってやっと納得。
200m近いロングライドはそんじょそこらじゃなかなか味わえません。

なんてことで午前のセッションは終了。

で、午後はですね。結論からいうと一本も乗れませんでしたぁ。

ワシの中では現在「ショートボード革命」が静かに進行しているはずであった。それもずいぶん前から。でもなんだか中途半端だったんですよ。ボードのせいにしちゃったりで。
というわけで、退路を断つ（？）ため15年ぶりくらいにyuことJPSA理事長の植田さんにボードをオーダーしたのであった。ま、ショートとは言っても'6"8のファンシェイプなんですけどね。
頬ずりしたくなるくらいビューテホー。
こいつに乗らずしてどうするかっ、ちゅうことです。

でまぁ、乗れなかった。
一本もまともにテイクオフすらできなかった。
ブラジリアンが10人くらいいて、ポンニチボートからも相変わらずドヤドヤと。 ワシは初心者の方々と一緒にインサイドブレイクを待ったんですけどね、ワシがいちばん初心者でした。シクシク。
凹みましたよ、もう。

ミキさん。いいのに乗れたのか。

どうやら丸いノーズに惑わされて、ボードの重心より後ろに乗っちゃってんだろうなって気がついた頃には時間切れです。
午後もサルタンでした。チャイ君とミキさんはポンニチボートの連中に嫌気がさしたか、隣のチキンズでバックサイド修行。
どうせ乗れなかったんだから、ワシもチキンズにすればよかったかも。

船の先端にいるのは初心者ながら果敢に突っ込むブラジリアン特攻隊。

ヨガってメシ食ってハイお休みなさい。

かなり投げやりになりながら後編に続く。