Jbay

トーゼンのよーに深夜に目が覚めてウトウトしながら夜明けを迎える。
まだ水平線も明るくなってないけど部屋の前の庭に出てみると空いっぱいに星が出ている。
J-Bayに来て３日目。やっと晴れてきたようだ。

ほの明るくなってきた水平線を眺めてから、2階のバルコニーでヨガっちゃったりする。

雨上がりの澄んだ空気の中でのヨガはサイコー。
っていうかちょっとヤバイくらい。

ちょうどツリーのポーズをとっている最中に朝日が水平線からのぞき、その日最初の光が網膜からスコーンと脳髄に突き刺さってきた。
うぉぉぉぉっ、これだーっ！

ってなことで朝イチヨガのキモチヨサを知ってしまったワシラ２名です。

天気もよくなったしとりあえず海入りますか、ってことでフルスーツに着替えてJ-bayでの記念すべき初ラウンド、ザ・ポイントに出撃。

サイズは胸～肩ってあたりでしょうか。
ただですね、なんせ４ヶ月ぶりの波乗り、フルスーツ、ってことで正直波乗りになりませんでした。
おまけにブーツ履いてこなかったんで爪先がシビレ気味。
毛穴開いてんだから無精しないでブーツぐらい履けよな。

そりゃそうだよな、そんなに波乗りは甘くないのだ、と思い知らされてきたあたりでサイドショアが入り始め面もヨレヨレ、腹も減ってきたことだし退散退散。
あ、イチロヲは既に何本かいいのをいただいたようで、面ツルだぁっとコーフン気味です。

宿に戻って２階のダイニングで朝食。
燦々たる太陽の下での食事はよろしゅうございますな。こういう環境ならパン食でもよろしゅうございますな。

と朝飯を食ってる傍らでは黒人のメイドさんが黙々と掃除。あれれ、食器も全部この人が洗ってくれるらしい。

なーんだどおりで誰も食器を洗わないワケね。
とわかった瞬間から長男坊の性格丸出しでなんもやる気がなくなるワシです。
あー夕べ食器洗って損したぁ。

ちなみにメイドさんはこちらがニッコリ笑っても、無表情なまま。

腹も満たされたところで、ちょいとお散歩。

あれ、昨日までぜんぜん人気のなかったモールのあたりが今日は活気づいてる。駐車場にも次々とクルマが出たり入ったりだし、やっぱし昨日は祝日であったのか。モールの中のビラボンショップも本日は営業中。

（下左）さすがJ-Bay。この街の規模にしてはでかいショップ。
（下右）地元シェイパー、スパイダーマーフィーの板がゴロゴロと。

昨日はドダンパーだったビーチブレイクもちょっとは復活しているかも、ってことは朝よかサイズもちょっとアップ？
そういや朝ティーゲルがサイズが上がるかもしれないとか言っていたような....。

でもまだ風はちょっと強めって事でとりあえず宿に戻る。

宿に戻ってやることはといえば、またもやヨガ。
今回のテーマは波乗りとヨガに決まったのだ。

綺麗な芝生の上にマット敷いてやるヨガもなかなか気持ちよし。
ただしツリ目オヤヂ２名が体をくねらせている様子はちょいと気持ち悪いかもしれない。

なんて事やってるうちに風が落ちてきたようだ。
サイズは？とりあえず出撃いたしましょう。

宿から海岸に降りていく道はボードウォークになっている。
歩いて10分ほどで The Point です。

このポイントはいちばんレフト側にあるBorn Yards から Super Tubes,Tubes,と続く3つのセクションの最後のほうにあるポイントで、いちばんメローなポイント。
今朝もそしてこのラウンドもジイサマロングやらレトロシングルみたいのやら、いろいろと入っている。

今回も体がまともに動かず。
ブレイクポイントといってもピークはちょっと動いて、外してばっかしだし、すぐ奥から乗られちゃうし。

ま、ビジターだからわかんなくてもしょうがないのかもしんないが。
ただ水泳やってるせいかパドルがきつくないのが唯一の救いではありますが、せっかく乗ってもこけちゃったりと散々。

たまたまアウトで待ってたらいいセットが入ってきて１本。軽く100m、ピークで頭、ミドルセクションからは胸肩のシアワセ。

手前のオニーサンにはずいぶんとられました。
いいとこいるんだよね。

後半はけっこうコンスタントに頭くらいのが入り始め、イチロヲは午前に続いてけっこういいのに乗ってるようだ。戻ってくるたび顔がニヤケている。

日が陰り始めたころ、ワシもやっと調子のいいのを１本。
インサイドは確かにツルツルの面がどんどん前に繋がるシアワセな１本でした。

陸に上がって宿に向かっているとスーパーチューブス方面の空が異様な色になっている。そしてサイズも上がってるようだ。

どうすか、この色。

あわてて部屋に戻って、ウェットから着替えてボードウォークに戻る。
もう既に観覧席状態で、けっこうな数のギャラリーに混じって目の前で繰り広げられるローカルセッションを観戦。
サイズはセットでオーバーヘッド程度だけど、完璧なライトの波。そしてその波に戯れてるサーファーの上手いこと。サーファーのうまさが波を更に極上に見せている。アエリアルあり、チューブインあり。
こっちはビデオだカメラだ大忙しっす。

そしてその中でひときわワシラの目を惹いたサーファーが１名。
多分けっこうなおっさんなんではなかろうか。真っ赤な短めの、遠目で見てるからわからないけどエッグとかのクラシックな板かもしれない。ひょっとしてシングル？
そんでもってそのライディングがまったく余計な力の入らない、それでいて完璧なポジショニングでゆったりと波に身を任せている、完璧なライン。
派手なスプレーもあがらなきゃ、アクションもない、だけどここの波を知り尽くしている（それが証拠にセットのいちばんいいのは必ずとっている）。
まさに Down The Lineとは彼のライディングでありましょう。
うーん、あんな風に滑りたぃぃっ！オヤヂ２名は痺れたのでした。

そして振り向けば、異様なほどに赤く染まった空。
さすがにこんなのは珍しいらしく、みんなカメラを向けている。

星が出るまで粘ってやっと宿に戻る。
今夜のおかずはスーパーのデリで買ったカレーです。
ぽろぽろの長粒米でもけっこうイケル。毎日これじゃ困るけど、乾いた空気にこの手の飯はよく合うかも。

そんでもって今夜もワイン。
本日は箱入りのバジェットゾーンだけど、けれまたけっこうイケますわ。

あらあら、また酔っぱらっちゃいましたよ。
明日はもっとサイズが上がるんでしょうか。あんまし上がられても困るよなぁ、なぞと情けないこと思いながらおやすみなさい。

Day 4 に続く