でかい。確実にダブル以上あるレギュラーが割れている。８ftってやつでしょうか。
テイクオフはホレホレ。いわゆる縦波で、まっすぐボトムに降りてボトムターンしてトップターンするとその後はちょっとタルメになるようだけど、インサイドリーフで炸裂しているのはグリグリのチューブを巻いている。

既に3艘のトリップボートが停泊しており、ポイントにも10名近いサーファーが入っている。
どでかいサイズに圧倒されながらも、ＴＴがまず出撃準備。続いてテツも一緒に「この日の為」ボードであろう'8"6のガンとヘルメットを装着して出撃。

続いて片山君とワシがボートに乗り込む。
ワシですか、今回はイヤそのビデオ班です。ちょっと、この波に乗る自信がないというか、何となく気分がイケイケにならない。とりあえず撮影しながら波をよく見て、その気になるかどうか、です。

ワシラがポイントに着くと同時にＴＴがダブル近いのをテイクオフ。
ジンガイサーファーが前乗り気味にテイクオフするがすぐに気がつき、っていうか転ぶと思ってたんだろコラ、って感じだがプルアウト。
ＴＴはそのままかなりインサイドまで乗り継いでプルアウト。
とりあえず無事に１本目。こっちがドキドキしちゃいましたよ。

テツも片山君もテイクオフにトライしているようだが、なかなかタイミングが合わない様子。
片山君はインサイド側でウェイティングしている。

その後はゲンテンチームはなかなか波を取れないまま小1時間終了。
するとインサイドで片山君が帰りのサインを出している。
なんかトラブル？ボートに戻ってきた片山君のミニガンはリーシュカップが抜け落ちている。ついこないだ見た光景だ。

ワシは気がつかなかったんだが、インサイド側で食らったらしい。おもっきさ巻かれたときにボトム側に回ったリーシュがテールに食い込んで、リーシュカップのまわりのレジンが割れちまったようだ。かろうじてボードの端が足に引っかかっていて板を流されずにすんだのは、こりゃラッキーと言うべきでしょう。

一旦片山君を船まで送り、今度はマリちゃんとまたポイントへ。
何本かセットは来ているが、なんせテイクオフポイントが小さい上にそこだけ思いっきり掘れており、捕まえるのがかなり難しそうだ。

2時間近くが過ぎた頃、かなりのサイズのうねりがちょうどＴＴに向かって入ってきたようだ。全力でパドルのあときれいにテイクオフし、ボトムターンをメイク。そこから先は波裏となって見えないが、時々帽子がトップから見え最後にプルアウト。
ボートに同乗のマリちゃんは大コーフンっす。
ワシもビデオを撮りながら、自分が乗ってるようなコーフンおぼえましたよ、隊長。

プルアウトしたTTはインサイドからもう戻るサインを投げてきた。どうやら今日はもうこれで充分っちゅうことらしい。

そゆことでTT隊長の２本目シークエンス。ＤＶからの切り出しなんで画像が荒くてスンマソン。

（左）ドロップインは逆落とし、けっこう際どかった。

（下）ボトムまで降りきって

「いやいや、２本乗ったら十分でしょう、この波は！」
ってことで、やっと目的の波に乗れたぜ、ってぇ満足感が伝わってきますな。

結局ワシラもこのまま船に戻り、テツのライディングは撮影できず。スンマソン。

TTも船に帰ってからも身振り手振りでメイクの様子を丸茂君達に話している。
しばらくするとテツも帰ってきて、そのまま夕暮れ時。戻ってきたテツもきっちりメイクしたらしく「おもしれーっ！」と大興奮です。

結局ワシはこの日パドルアウトするとこまで自分をプッシュできなんだ。
最後まで「自分はこの波に乗る準備ができてるんだろうか？」ってぇ疑問に答えられなかったというか。
まぁ、あと２日あるからその間にそういう気になるのかもしれんし、ならないままで帰るのかもしれん。明日も同じ波があるとは限らないし。イヤもっとでかくなっちゃったりして、案外ドフラットになるとか。
まぁ、考えてもしょーがないわね、とにかく気分が乗らないときに無理は禁物ってことっす。

Day7（前編） に続きます。