目を覚ますとちょうど6時。
モルディブの時間は?カラチ時間だそうだ。カラチってどこだっけ？
目の前がビーチなんだけど、静かぁ〜な海岸。遠くのリーフで波が割れているのが見えるけど、波乗りできそうには見えないですな。

とりあえず、この島のプライベートポイントであるロヒスをチェックに行きますか。って、どこにあるんだかわかんないんだけど、たぶん海岸沿いに歩いていけばあるんでしょう、と。
10分ほど歩くと、海岸沿いに木で作ったデッキがあるのが見えてきた。ほとんど観客席状態っす。

ちょうど一人ショートボーダーがゲティングアウトするところ。
日本人のおぢさんサーファーがいたんで、話し掛けてみる。
伊良子方面から来たそうで、既に数日ここに滞在しているらしく、先輩っちゅうことでイロイロ話を聞く。なるほどなるほど。
で、どういう話かっちゅうと、要するにサイコーである、と。
毎日頭以上のサイズがあって、面も綺麗で、人も少なくて、フレンドリーで、天国ですよ、と。
そうか、ここも天国でありましたか、やっぱし。

目の前のロヒスは肩くらいでちょっと速め。
今日が今までで一番小さいですね、と。マデウィーのインサイドみたいな感じですよ、テイクオフしちゃえば後はずっと波が押してってくれるんですよ、もうサイコーです、と。

そうでうすか、サイコーですか。じゃ、混んじゃう前に一発乗りますか、っつうことで部屋に戻り、イチロヲの部屋に電話して第1ラウンド。

これから毎日通う道。
ZZ / photo : Ichirowo

デッキのすぐ脇のゲティングアウトポイントから出るが、2発くらいスープを食らってるとあっという間に右手に流される。けっこうカレントあるかも、パドルがしんどいかも。
やっとデッキのまん前のピークのあたりに着きそうになったとこで、右手にピシッと痛みが。ありゃまぁイキナリクラゲの洗礼ですか、まいったなぁ。
水はムチャクチャ綺麗。海底のリーフがバッチリ見える。
この透明度はスリランカ以上かもな。

さっきの日本人おやぢが一番奥のインサイド側で小ぶりなサイズのをバンバン乗っている。ツレのファンボーダーのおじさんもアウト側で調子よく乗ってるし。さすが先輩。

ワシはといえば波の選択が上手くいかず、テイクオフしては閉じちゃうの繰り返し。
そして、カレントはアウトでも一緒で、ポジションキープするのに苦労する。ショートを含めて10人くらいいたんだけど、全員ちょっと待ってはパドルを繰り返している。

そんなことしているうちにやっと自分に向かって1本入ってきた。ミドルセクションでタルくなっちゃったけど、とりあえず1本。
イチロヲもだんだんセットを捕まえはじめたようだ。

Ichirowo / photo : Misao

ちょいとレフト側からの風が入って、面がヨレ始めたけどサイズも心なしか上がってきたような。セットは頭くらいあるような。でもカレントがきついせいかどんどん人が減り、最後はワシとイチロヲの2名で貸し切り状態っす。

Ichirowo / photo : Misao

この数日で一番小さくて、おまけにカレントきついのに無理して乗ることないや、ってことでしょうか。でも、最初のラウンドのワシラには天国なのだ。つうかワシの場合、波の乗り方思い出さねばならんし、イキナリでかいのが入るよか好都合かも。

やっと頭近いのをインサイドまで150ｍくらい乗り継いで少し調子が出てきた感じ。
そんな感じで結局2時間ほどで最初のラウンドを終了。
朝飯前のワンラウンドでコレですか、大変ヨロシイのでわないでしょーか。

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朝飯は大きなオープンエアーのレストランでブッフェ形式です。

食事のあと、ロビー近くの通路に張り出されたサーフボートの予約に名前を入れて、そのまま部屋に帰らず、島内探索といきますか。

夕べはなんだかずいぶん歩かされたような気がしたけど、15分ほどであっという間に自分たちのコテージに着いてしまう。
それにしても青い海、白い砂。日焼けてしいるレディーがオバハンなのが興ざめだが、絵に書いたような南の島のリゾートっす。

島内探索と共にリゾートのファシリティもチェック。
サッカー場１面、テニスコート１面、バレーボールコート１面。小さいとはいってもソコソコの大きさはある。でもクソ暑くて昼間からそんなことやってらんねーよぉ。
どっちかっちゅうと、従業員慰安用ですな。

その他にジムもあって、卓球台なぞも。

次回は浴衣とスリッパを用意しよう。Misao & ZZ / photo : Ichirowo

さて昼飯食って、第2ラウンドは待ちに待ったボートでのサーフサファリっすよ。
波あるかなぁ、でかすぎないかなぁ、船に酔っちゃわないかなぁ、ドキドキ。今回用に仕入れたつばの大きい帽子なども持ったし、準備は万端っす。

最初の目的地はニンジャっつうポイントで、さっき名前を入れたときには（有名な）サルタンにしたんだけど、日本人のショートボーダーたちが、サルタンに行くボートは混んでるからこっちにした、つうのを聞いて変更。サイズはサルタンより小さいけど、形はいいし遊べますよ、と。
こちとらなんせ初日ですからね、空いててのんびり遊べるのが一番っす。

船着場まで行ってみると、ボートはちゃんと屋根つき。なんだ帽子いらないじゃん。
空いてるとの言葉どおり、船にはワシラと日本人ショートボーダーチーム3名に、子連れの夫婦の3組のみ。
さぁどれくらいかかるのかなぁ、と思ったら、なんとすぐ目の前の島でした。ものの5分で到着っす。

ピークのアウト側にボートを止めて、つぎつぎに飛び込んでいく。
さてどんな波やら。

で、波はといえば、サイズは胸〜肩、オフショアで面ツル。そしてレギュラー！わーい嬉しいな。
波数はちょっと少ないけど、この人数なら充分シェアできますな。

子連れのガイジン夫婦は最初旦那が入っていたもんの、ぜーんぜん乗れず。交代で入ってきた奥さんのほうがよっぽど楽しそうに遊んでおりましたね。

ママさんサーファー
photo : ZZ

夕方ちょいと昼寝をしたあと7時半から晩飯。
昼寝したから起きてるかっちゅうとそーゆー訳ではなくて、部屋に帰るとビールのおかげであっちゅう間に爆睡っす。
どうやら就寝時間の体内時計はそのままらしいです。

ってなことで２日目につづく。

やっぱ飯は重要だ。

これから毎日３食、合計２１食なわけで、途中でいやんなっちゃったらコレはもう悲惨。

で、飯は３食とも大きなオープンエアーの食堂でのブッフェです。
最初の飯で案内されたそこがロヒフシに滞在中の自分たちの席になるらしい。自動的にウェイターのお兄ちゃんも担当として毎食顔を合わせることになる。

基本的に飯は洋食プラス現地メシがアクセント。
朝だとパンかシリアル、ソーセージだのスクランブルエッグだの。海外のホテルの朝食ブッフェと基本的に一緒。今時ちょいと気の利いたホテルなら必ずある、ご飯・みそ汁・ひからびたシャケ、といったツリ目人種用の対応は一切されておりません。
フランス人が多いせいか、パンの種類は豊富。アメリカ人の多いリゾートじゃなくてよかったかな、と。

昼飯もそんな感じにカレーが加わったかんじ。ワシ的には昼からサラダが加わるのが嬉しい。

夕飯はちょっと品数が増えたり、ローストビーフみたいなのが加わったりしますな。そうそう、豚は御法度です。厳格なイスラムらしいから＞モルディブ。
ただ、観光客に対する配慮はございましてビールやらワインは出してくれます。そのへんはサインで済ませてチェックアウト時にお支払いっす。
そうそう、夜だけウェイター全員シャツに蝶ネクタイなんだよね。

まぁ、そんなたいして代わり映えのしない飯ではあったけど、不思議と飽きずに７日間過ごせましたわ。
ただし米みそ汁がないと生きていけない人は、ちょいと苦しいであろーと思われます。

他のリゾートはどうなんでしょかね。