なんとか8月中にもう一度このロンボクに来て、前回の雪辱を果たそうとしたのだが、さすがにハイシーズンとあってワシの乏しい小遣いではオーバーバジェット間違いなし。
そんなおり、ぽっかりと予定表に数日の空白をめっけたワシは、とりあえず航空会社のサイトにアクセスした。するとなんといつもの安売りオンラインチケット屋よりもさらに安いエアフェアが提示されていたのだった。

しかし、突然の思いつきの為（つうか直前までイケルかどうか半信半疑）、いつものOMさんに手配をお願いする余裕はない。もうこりゃ行き当たりばったりで乗り込むしかないと覚悟を決めたのであった。

こうなったら手当りしだいにロンボク関連のサイトを検索し、宿を予約。何とか空港までの出迎えもしてくれるらしい。とりあえず前回教えてもらっていたアレフの電話番号にファックスだけ送っておく。あとは現地でなんとかするしかないっす。

そんな感じで降り立った空港。今回はお客も観光客比率が高いような。

ドアを入るとそこはイミグレーション。
入国審査が終わるとすぐ税関兼ラゲッジクレーム（ポインタ当てて下さい）だす。
そして国際空港はおしまい。

空港からの道は週末のせいか、バイクや車がやけに多く前回感じたのんびりとした雰囲気より、バリに近いイメージであった。前回は初めてってこともあり、何でも新鮮、あばたもエクボ状態だったからなぁ。まぁ、現実はこんなもんだろ。

宿について荷を解き、前回のたまり場だったファミリーカフェに向かう。まわりは相変わらずの闇、その中にカフェの明かりがぼぉっと見える。
店に入ると 、向こうになんだか見かけた顔が。ナオキ君である。 こないだはまだ白かった顔が真っ黒である。そうか、2〜３週間滞在するって言ってたっけな。
むこうもまさかこんな短い間にあえるとは思わず、再会の乾杯。明後日には日本に帰るということである。

そんなんで盛り上がっていると、当たり前のようにアレフが現れ、ガイドを頼むと快くオッケー。つうか、こないだワシが帰ってからまともにガイドやってないらしい。
明日の晩はナオキのフェアウェルパーティーだぁ、と盛り上がりつつ明日に期待するワシである。

ところが前回レギュラーとなったポイントについてみると、日本人を中心に10名以上が既に入っている。おまけに朝から緩いオンショアで肩くらいのが割れている。

今回はアレフも一緒で、 さすが波を知り抜いたポジショニング。
あれなんで、そっちにパドルすんのー？と思うとちゃんとそこに波が入って来るっちゅう寸法だ。

その点こっちはこのポイントでロングは初めてで、例によって突き刺さりまくったりでイマイチ。
だいたいどの辺で待てばいいのかがよく分かってないという有り様である。

ZZ@スープの中

しかして後半は波にもやっと慣れ、なんとか何本か遊べて面目はほどこす。
つうか、なんとか滑れてほっとしたっちゅうとこでしょうか。

混んできたとこでアレフは上がり、ボートから写真を撮ってくれると言う。ありがとさんです。

まぁ、こんなもんでしょう。
zz / photo : alef

とりあえず前回よりは多少サーフィングになってたって事で、ホッとしつつワンラウンドめを終了。あとは波に慣れるってことかな。

さて今回のお宿は「マタハリ・イン」であった。
前回の「クタ・インダ」はちょっと離れた場所にあったが、今回の宿はクタの銀座4丁目とも言うべき交差点からすぐ近く。夜も街頭が薄暗く灯っていて、牛の糞を踏んづけたりする心配はない。

客層もオーナーがスイス人ってこともあり、サーファー（しかも日本人）ご用達ではなくて、白人それもヨーロピアンが多いようである。

であるからにして、宿の内部はインチキなエスニック風のギミック満載。
仏さんもガネーシャもバロンも、とにかく全員集合。 ワタクシ的には非常に笑えて良かったです。

部屋もまぁまぁ。お湯は出なかったけど、とりあえず清潔だし、問題ナシ。

ただしバリとかもそうだけど、窓が少なくて、部屋の中が暗いのはどうにかならんのでしょうか。

宿に戻って飯を食い、午後のラウンド。
村に着いてみると心配してた通り、おもっきりオンショアが入っている。

前回も思ったけど、こんだけコンスタントに吹いてくれるなら、ウィンドのリゾートとして売り出せるんじゃないの？なんて思ったりする。
フルヤせんせい来るようにそそのかそうかな。

ポイントは、ライダブルではあるが、波質はマッシー。サイズはオンショアの影響でちょっと朝よりは大きめのようだ。

なんとか遊べました
ZZ / photo : Alef

ちょっとねぇ、とは思ったが、波がタルイぶんだけロングには有利、つうかイキナリ掘れないからかえってワシには乗りやすく、最初のちょっと速いセクションさえ抜ければ、あとはファンウェイブ。
ちょうしこいて、インサイドのクローズアウトセクションまで乗り継ぐと、そのままスープで延々連れてかれ、200メートル近いパドルが待っていると言う感じで、久々に遊ばせていただく。

above / 満足満足。ZZ
left / 今日も２日酔いサイン？ Alef

村に帰ると、オージーらしきむさいサーファーどもが、車の鍵が見当たらないだの、盗まれただのと大騒ぎしてる。
大方、紫の煙にでもやられて隠し場所でも忘れたんだろ。
心和む光景だ。

そのまま、朝までここにいてほしいと思ったが、ボードケースの下から見つけやがった。チッ。

夜はファミリーカフェで、明日帰るナオキ君のフェアウェルパーティ。３週間ほど一人で滞在ってことで、そろそろ里心もついてきてちょうどいい帰国のタイミングらしい。

パーティーのメインディッシュはローカルチキンのローストとカレー。
地鶏？そこいら中駆け回ったり、木の上登ったりしてるやつ食ってんじゃないの？と聞いてみると、実はロンボクでもその辺で出てくるニワトリは養鶏場で飼ってるやつらしい。

結局、ローカルも集まり10人近い人数で盛り上がったのであった。単にメシたかりにきただけのような気もしますけど、まぁいいじゃんってことで。

お休みなさいまし

明日に期待しつつ part 2 : Have You Ever Seen the Rain に続く