TT養子縁組始末記

2005年の年末、ワシは久々のニセコトリップの準備をしていた。
板は実家にマックスを置いてるからオッケーで、ブーツとウエアを...なんてことをドタバタやってた頃、こんなメールが届いた。
もうずいぶん前にニセコで一緒で滑ったことのある静岡の＞くれさんって方からだ。

　突然ですが相談にのってもらいたいことがあります、ノースへ行く費用と休みが捻出できずに困っていまして、まず費用捻出のために初代ＴＴを手放そうと考えています。
　しかし愛着があり今まで大切にしてきたのでヤフオクで売り飛ばすのも・・・・と悶々としていました、
そこで千葉さんに相談すれば大切にしてくれる嫁ぎ先が見つかるかと思い突然のメールに至った次第です。

　ＴＴですがｇｅｎｔｅｍプレオープンのシーズンにニセコで乗らしてもらい購入しました。　
　シリアルは９９０　１６０　１６５　で柿ティー（柿色）です。
　状態はエッジが多少バリ立っていますが個人的にはきれいと思います、感覚に差がありますので話が進むようでしたら写真を送ります。

　たしか船長でＺＺさんと愛知のおもちゃ屋さんに勧められ＆スージーのあおりも手伝い無謀にも次の日に試乗し感動のあまりお買いあげしちゃいました。
　太郎さんがセッティングしてくれて乗り方のコツを伝授してくれた時のことは今でもよく覚えています。

ん～、柿色TTっすかぁ？
しかもどうやらワシとイチロヲちゃんが酒に任せてオススメしたとのこと。
もちろんトンガリ人脈を生かして買い手を紹介して欲しいとのご依頼と思われますが.... この南の島に住むワシに？
どうやら、お連れが家庭持っちゃったせいで山にも行かなくなって、ご本人は波乗りにハマリ、（ハワイの）ノースショア行く資金調達のためとか。
ノースに行く為ってのが泣かせるじゃぁございませんか。

ふ～む、どうしたもんかなぁ....ん、んんんんんんんんっ？
そおかあぁっ！その時ワシのパワーブックから強烈な光が発せられワシの全身を照らし、脳裏にぽっかりとある考えが浮かんだのであった。
これってワシが養子にいだたくしかないでしょ、との神の啓示がワシの全身を貫いたのであるっ。
（イメージ的には「ブルースブラザース」の教会でのシーンを思い出してください）

なんせTTに関しては、乗ってもいない癖に妙な思い入れがあり、特に初年度モデルである柿色TTについては、こんな事とかこんな人のことを書き散らしりもしてるワシである。
ちょといまさらTTってのもいかがなモノか。

しかし、実はガッカリ島に来てから体重も落ち、帰国後スラッシャーはもちろんDPTなんぞ乗りこなせるのかどうか不安になっており、帰ったらナニ乗りたいかなぁ～リストにフローター61やらゼファーと並んで今更ながらTTが並んでいるのも事実であった。
そこに舞い込んだこのお話。
おまけに３年ぶりにニセコに行く直前のこのタイミング。
これはやっぱしワシがお預かりするしかないのでわ。

ってなことでトントン拍子に話は進み、久々に訪れるニセコにまさに出発するっつう時にこの柿色TTが実家に届いたわけでございます。
半紙を最初にワシにくれたもってきてくれた＞くれさんほんとにありがとう。