えー、日本もそろそろ梅雨入り間近（沖縄はもう入ってるんだ）なようで、こっち以上にジメジメしてるんでしょうな。
ってことで、一発気持ちのいい夏向きのやつを。

レゲエのことはよくわかんなくて、持ってるのもボブ・マーリー関連程度がチョロッとあるだけのワシですが、その他の数少ないやつがこれ。
たぶんこいつは雑誌のアルバムレビューなんかで見たのを、店頭でめっけて衝動買いしたんではないかと思われます。
CD買うときのタイミングってのはビミョーですな。前から気になって、試聴もしてるのになかなか手が出なかったり、手にとっては見たもののレジの手前で思い直して棚に戻しちゃったり（たいていは懐具合との関係だが）、そうかと思えばジャケット気に入ってポンと買っちゃったりとか。
こいつはたまたま、なんか買いたいぞモードの時に気になってたのが、たまたま目の前に出現したんでしょうな。

で、聞いてみたところが大当たり。
ビシッと締まったリズムに力強いボーカルが....なんてことはまったくなくて、ちょいと音程はずれてんじゃねーの、くらいの頼りない腑抜けたファルセットコーラスにスカスカのリズムセクション。ちょっとボルト一本締め忘れたようなユルユルの音。

これがナンとも気持ちいい。
南の島のサーフトリップ、ツーラウンド終えたあとのけだるい午後、ちょっと張り気味のパドル筋の補給にビール流し込んで、コテージのテラスかプールサイドででダラダラ、みたいなイメージですかね。
ひょっとすっと、シリアスな内容の歌詞とかも歌ってるのかもしれないけど、ありがたいことに歌詞カード（もちろんお節介な訳詞も）がついてないんで、余計な能書きナシでお気楽そのもので聞かせて頂けるのです。
南房で気持ちのいい波乗りした帰り道、田圃の中ドライブしたりする時なんかもなかなかよかったなぁ。

ところがこのCD残念ながらもう出てないようで。とりあえずアマゾンにはなかったみたい。
出た当時はソコソコいろんなとこで取り上げられたような気もするんだが、 たぶんＣＤ出した会社自体がちっこいとこだったせいもあるんだと思うんだけど、こーゆーいい音が手に入らなくなるってのは悲しいですなぁ。