ワシの大学生時代といやぁディスコ抜きには語れない。イヤその、ワシがディスコ通い詰めたとか、踊り狂ってたとかいう話ではなくて、学生の夜遊びのコースには居酒屋並みに必ず組み込まれていたということで、今で言えばクラブですか。
で、ワシラのジェネレーションといえばコレですわね。ヒーバー、ヒーバー。この映画およびサウンドトラックなくして第２次ディスコブームは語れないのだ。

田舎からイキナリ東京さ出てきたワシであったが、たまたま受かったのがお坊ちゃん学校。入ったサークルが、ガキの頃からやってたんでなんとかなるだろうっちゅうことで、アイスホッケーの同好会。
当時はアイスホッケーといえばワールドカップのＢグループが日本で開催されたり、「スラップショット」なんちゅう映画がソコソコ当たったりで、けっこうオシャレなスポーツであったわけだ。（そういや、最近キムタクさんがアイホを舞台にしたドラマやったそうですが、その辺どうなんでしょうか？）
で、アイスホッケーには付属あがりのお金持ちの坊っちゃまがお集まりになっており、コンパだの呑み会だのはすべて赤坂・六本木。赤坂できれーなおねーさんがいるクラブ（第１音節にアクセントのある、ママさんが着物を着ているよーなクラブです）でOBの入れたボトル勝手に呑んだりするわけで、なんだかワケもワカランうちに、そういうもんだと思いこまされていたんだから恐ろしい。

で、ディスコは赤坂なら晩年のビブロスだのムゲンだのですな。その後は六本木で、スクエアビルだのですな。確か3000円くらいでシナシナになったフレンチフライとか、当時は出たてで珍しかったライチーとかつまみながら踊ったもんだ。伸びきっちゃったスパゲティとか。
履いてたジーンズも、普段は501とか517だったんだが、そーゆーとこ行くときはムービンオンだのファラーのホップサックとか。無理して買ったねぇフィラのテニスシャツ、足元はアディダスのタバコとか。
ねーちゃんたちもホルダートップにハーレムパンツとか、大人っぽい娘はYSLのウェッジソールにクレージュのバッグとか、もちろん髪型はファラ・フォーセットメジャースだわなぁ。（あ、そこのおぢさん、遠いとこ見る目にならないように）

この辺書き始めるときりがないんでここらでやめときますが、こういった第２次ディスコブームの中心が、このサタデーナイトフィーバーであることは、世界史の教科書に既に出ているんではないかと思う。

ビージーズ復活しましたねぇ、この一発で。ワシラの年代には「小さな恋のメロディ」の軟弱ポップグループだったのが、いきなりディスコですよ。
でもハッキリ言ってバリー・ギブのファルセットは無理があって、好きじゃないです。ワシ的には"How Deep Is Your Love"とか"If I Can't Have You"とかの佳曲のほうが印象的ですな。イヴォンヌ・エリマン色っぽかったなぁ。

実わ映画のほう、ヒットしすぎて天の邪鬼なワタクシまだ見ておりません。あの当時トラボルタがここまでシブトク生き残ると思った人は少ないんではないでしょうか。カンケーないけど。 コレ書いてて突然映画でも見にゃイカンのじゃないかって気になってきたりしていたりして、多分買うなこりゃ。

最後はまとまりが亡くなりましたが、亡くなったモーリス・ギブ（ジャケットの左側の人）に合掌です。