「あれ？ジャック・ジョンソンじゃん。ZZさんこんなの聴くんだ。昔のばっか懐かしがって聴いてると思ってたら、一応押さえるとこ押さえてんじゃん。やるね、このスケベおやぢ」
「なんか褒められてるんだか、ケナされるんだか。でも、けっこうイケるよね。こういうシンプルな音好きだし。 ブルースだの、ラテンだの、レゲエ、つうかジャワイアンかな、とにかくいろんな音が彼の中で混ざり合って、自然に出てきてるって感じだよね。」
「ベン・ハーパーも手伝っちゃりしてんのね。ZZさん、ベン・ハーパーとかも聴いちゃったりするわけ？」
「そこに１枚あるけど、この人のスライド、イマイチ音色が暗くて好きじゃないんだよね。殆ど聴かない。」
「ふーん、そんなもんですかね。俺は好きだけどな。」
「まぁ、好みってことで。ワシ的には、バックの人のベースが案外好きですね。さりげないけどセンスよさげで。出しゃばらなくて。」
「ZZさんギター弾くんでしょ、どうなのこの人のギターは。」
「ちょっとさわる程度だけどね。取り立ててうまいとかテクがあるとかっちゅうことは全くないと思うけど、あ、コピーできちゃうな、みたいな。とにかく唄もそうだけど、センスがすべてだよね。あれ、コレなら俺にもできるとか思っちゃうけど、絶対この味は出せないよな。うまい奴がやっても、こういう風にはならんもん。コピーしても意味ないって感じ。」
「この夏はこの人ばっかきいてたなぁ。ライブも行ったし。」
「プールサイドで聴いてます。」

「ところでさ、今年の夏でた２枚目の"on and on"あたりでジャック・ジョンソン聴き始めたくせに、前から聴いてたみたいなファン面する奴ってけっこう多くてムカツクよね。ZZさんの周りにもいるでしょ、そういう奴。」

「・・・・・あの、今年の冬ヤーマンからサンディエゴのライブ１０万回の賞品にもらって聴いたんだけど、ちょっといいなくらいで、そのままあげちゃって、この２枚ともこっちきてからまとめて買いました....。」
「あ、そう......。ハハ、ハハハハ、ハァ...。」