ポイントに着いてみるとオンショア。
ちょっと待てばオフに変わるでしょうというSさんの言葉通り、しばらくすると風が廻った。

今日もサイズは腰〜胸〜肩のファンウェイブ。
オフショアが上がったり下がったりで、風と潮に合わせてコンディションも変化。
今日はホントにワシらだけなんで、気が向いたときにパドルして、気が向かなくなったら飯食って、眠くなったら昼寝して。

なんだかマリちゃんは調子ヨサゲにいい波をつかまえている。
日中はちょっと風が強くなってインサイドは荒れ気味だけど、ピークはそれほどの影響はない。
潮が引くとインサイドの岩が剥き出しになっちゃって、初心者にはちょっと辛そうですな。

ちなみにドライバーのアブちゃんは行き帰り以外はこれと行って仕事もないらしく、ほとんど昼寝かビンロウジュの実をクチャクチャやっているという正しい南洋スタイルだ。

今日はしっかり途中のお店でビールも仕入れてるし。
ちなみにアサヒがけっこう幅をきかせてたりして。

この島は昔はサトウキビが主な産業だったらしいけど、今は観光がメイン。
日本人はもちろん、台湾、韓国あたりの観光客もけっこう見かけ、ホテルもその辺の言葉が飛び交ってる。

なんせ海はいやっちゅうほどきれいだから、風がイマイチ強そうな時は暇にまかせて潜ってもみたりする。
特別ダイビングスポットじゃないけど、まぁサンゴに熱帯魚だのはウロウロいるわけで、ダイバーさんには人気の場所らしい。

いちおうマイシュノーケルとマスクを持ってきたんでドボンと。

なんか毎回このポーズとってるような気がするんですけどぉ。

前回の北スマトラではロングだったフジタ君。
帰国後思うところあって短い板に戻ったらしい。
初日はちょっとタイミングとるのに苦労してみたいだけど２日目以降はビシッとタイミングあわせてきたのはさすが。

このサイズでこれだけ人がいないんなら、ワシも短いの持ってきて修行すればよかったなぁ。

ちなみに一般人の食生活はハワイっぽいアメリカナイズされてるらしく、"okazu"の
棚にはスパむすびだの油でてらった食いもんがいっぱい。
従って我々のランチもおのずと高カロリーとなるわけで、こりゃ１日3ラウンドはやらないと。２日目は殺気を感じて晩飯スキップしたりして。

コンビーフオムレツ弁当

スパム＆オムレツ＆焼肉＆目玉焼き

そして3日目にはさらにうねりが落ち、おまけにオンショアが入ったり、これまた前線通過後のスコールにあわせてオフショアが強まってグシャグシャになったり。
なかなか変化にとんだコンディションとなった次第。
ちなみに3日目は1日だけのサーフィンオプショナルツァーでポンニチ同胞のN村君が単独参加。
傷心旅行の一人旅だとかで、正直波乗りはちょろっとやったことがある程度。
Ｓさんのコーチで南洋の波乗りもいい経験になったようで。

これまた腹いっぱいに食ってホテルに帰り、日本人なら紅白でしょうとテレビを独占。
NHKの衛星の電波はこの南洋にも届いているらしい。
南の島での紅白は得意ですからね。

ちょっと口に含んだカニが当たるかと心配したけど、おなかはしんしん痛まなくてラッキー。でも肌にボツボツ出たのはアレルギー？

そして最終日は2008年の元旦。
予想通りうねりはっ...あがらなかった。
インターネットで明日から...ってたぶん明日もダメなんでわ。
おまけにポイントについてみると強烈なオフショアが。
ダメでしょコレ、じゃ諦めて島内観光にでも...ってことにはならないのがサーファーの意地汚さというか諦めの悪さなんですけどね。

午後になったら風が落ちる、あの雲が通り過ぎたら、ビール飲んで昼寝して夕方になれば、ってなことをやってる間に一日はあっという間に過ぎてゆき。
完全無欠の寝正月となったわけで。

とりあえずお屠蘇。

最後に一番諦めの悪いワシが無理やり入ったけど、ボヨンボヨンの風波に1本乗るのがやっとでございました。

つうわけでわずか4日のショートトリップ。
今回は当てられなかったけど、どう評価するか難しいところです。
正直初めてのサーフトリップの場所じゃぁないかなぁ。やっぱバリとかハワイ、ロンボクだのスリランカあたりがいいんだろうなぁ。

でもですね、ひとのいないところでのんびりできて、ついでに波乗りできればめっけもンくらいの「大人」な人にはお勧めかも。
ってなことで、また挑戦してみたい気もする。
でも他にも行きたいところはいっぱいあるし、次はどこにしましょうかね。

最後のインド料理屋も本格的であった。