続く3〜4日目は同じような感じだったんで、まとめてしまいます。
っていうか、どうもスッキリ楽しめなかったというか、見なくていいのに津波の傷跡とか探しちゃって、勝手に落ち込み気味というか。
正直キーボード叩く指が重いのですな。

ホテルの朝飯は前と変わらずバターサンドにゆで卵とソーセージなんだけど、ゴールのそばのダイナーで紅茶の見ながら卵サンドとかコロッケとか。こっちのほうが美味いし。
このダイナーも津波にやられたそうで、スタッフが数名...ってだから落ち込むじゃんよぉ。

海岸沿いにはあちこちに真新しいお墓が見かけられ、もうしょうがないんだけどさぁ、心の中で手を合わせるくらいしかできないっしょ。

さて気を取り直して肝心の波のほうですが、後半２日はプランテーションで遊ばせてもらいました。
椰子の木畑の前のポイントだからプランテーションと呼ばれるわけだけど、その畑が木の柵で囲われてる。なんでもオージーがこの土地買い取ったとか。
ふ〜ん、オージーが進出してるのはニセコだけじゃないわけだ。アタリマエだけど。
そういやロンボクにも北スマトラにもいたしなぁ。オージーって必ずどこにでもいる感じ。あの人達は素が移民であるから基本的に腰が軽いというか、気に入ったらヒョイと移住しちゃったりするのかもなぁ、なんぞと思ったりした。
どうでもいいけど、駐車するなとかプライベートビーチだからおまえら入るな、とか言わないでね。

一人でプカプカ遊んでいると、ローカルのガキンチョが一人近づいてきた。
あれっ？なんか見覚えあるかも。
と思ったら前回来たときにＴシャツあげたローカルキッズでした。
海に入るワシをめっけたんだと。１年半でずいぶん大人になってもう、おぢさんは嬉しいよ。

残り２日はこいつと一緒。初日は正面、最終日は奥のポイントに入ってクラゲに撃退されたり。なかなかマッタリ遊ばせてもらいました。
こいつのうちはプランテーションから奥に入った山側で、家族もみんな無事だったとか。

あれから板もらって波乗りも始めたんだけど、津波のあととーちゃんが仕事なくて自分も手伝いたくても働き口がなくて、板壊れたんだけど修理するカネもないんだ。
そーかそーか、ありゃ売店がグチャグチャにやられたまんまで閉まってる。なにあっちの掘っ立て小屋に移ったのか、一緒に行ってコーラでも一緒に飲むか。なに、ここの売店のばーさんも津波でやられちゃったの....。

完全なウルウルモードに突入してしまい、帰り際には板直せよと小遣いまでくれてやる始末。

帰り道のレストランで昼飯。

チャーハンにチャプスイみたいなの。
コレがなかなかイケました。
カレー味ばっかりじゃないって事ですね。
いずれにしてもヒッカドゥア周辺の食い物は、なかなか美味でありポンニチ人の口にも合うとみましたね。

ホテルに帰ってまったり。午後のヒッカドゥアは相変わらずオンショアが強くて、波も小さく諦めてのんびりですわ。

建築中だったシリの家は津波の被害にも遭わず、立派に完成。
２階建てで、自宅と言うよりゲストハウス。立派な客室、やらバスルームやらも備えられており、今後はこっちのほうも商売を広げるつもりと見た。

ちょっと海から離れてるのが難点だけど、ヒッカドゥアで波乗りしないで離れたポイントにツァーで行くのがメインならこれもアリでしょう。
次回はここに泊めてもらおうかな。

それにしてもお客が少ないんだよ、とシリ社長。
３〜４年前のシーズン最盛期にはバス２台でお客をポイントに連れてったのになぁ、と。
お客としてはそれはそれでイヤかもしれないんですけど。

ってなことを話しているうちに、そろそろ空港に向かう時間です。

コロンボに向かう道すがら、ジャヤが時間も大丈夫そうだから、ちょっとマッサージでもやっていけ、と。
ん〜、マッサージならどこでもやりたいワシとしては一も二もなくオッケー。
ところがこのマッサージ屋っちゅうのは、アロマオイルのお店であり、いろんなオイルを買ったついでにマッサージもしてくれるというようなお店。

椅子に座ったまま、お店のおじさんにアロマオイルを塗りたくられて、後ろから揉み揉みされるのはなんだか妙な気分。
おまけに体はベトベトで、もちろん全身からアロマオイルの芳香ムンムン。

というわけでとりあえず津波後の様子を見に来た わけだけど、もう殆ど津波の被害からは立ち直りつつあります。来年になればもっと普通に戻ってるね。
そして今回よかったのはなんと言っても空いてたこと。どこのポイントもガラガラで波取り放題のまったりサーフィン。
多分１〜２年で以前のようにサーファーも戻ってくることでしょう。ワシ的にはその前に行って楽しんどけという気がいたします。
そんで、それが地元にとってもいちばんありがたいだろうし、喜んでもらえるし。

つうワケで次回はいつにいたしましょうかね。

またな、ジャヤ。