実は今回のハイライトは波乗りではなくコックファイト（闘鶏）であった。
前回イチロヲちゃんと来たときもヨナから誘われたんだけど、タイミングが合わずパス。

今回はバッチシ、つうかちょっと疲れた３日目の午後、休息がてら見物に出かける。

コーディネーターはもちろんヨナ。
ワルサ関係ならヨナさんにおまかせ。
今回はヨナのオヤジさんが飼う雄鳥が出場するんだと。
どうやら、こいつはロンボクあたりじゃオトコの嗜みらしい。

闘鶏場の外にはカゴがたくさん並べられていて、次の出番を待つ鶏ファイター達が密かに闘志をかき立てているらしい。

そしてその脇では出番を控えた鶏を鶏使いが観客に見せている。パドックっちゅうところでしょうか。
そして鶏ファイターの足には鋭利なナイフがくくりつけられている。

と、急にスタジアムがザワザワとし始め、観客の皆さんの目がワシラに注目しているようだ。なんだなんだ、なんでツリ目野郎がこんなとこに紛れこんでんだぁ？
うぐっ、なんかヒジョーにヤバイかも。
ドキドキしていると、賭け取り仕切ってる中でもひときわ目立つ金髪のおじさんがこっちに向かって歩いてきた。

←ポインタ当ててください。ちょっとサラダさんに似てたかも。

引きつりながらも必死に笑顔を作っていると、おじさんはニカーッと笑顔で手を突き出してワシとがっちり握手「ワレ、よぉきたのぉ」って感じか。
ワッと笑いが巻きおこり、急に場の緊張感が緩んで観客はまたファイトに集中しはじめる。

貴重品が中に入ってまーす。
盗んでくださーい。

場内賭で充分盛り上がったあと、リング中央では鶏使い同士が鶏ファイターを向かい合わせ、頭たたいたりしながら仕切ってとこか。
鶏ファイターがどんどん昂奮して鶏冠立てているのが上からでもよくわかります。

おたがい闘志満々となったところで開始のゴング！（は鳴らない）

最初は向かい合った鶏が鶏冠立たせて、攻撃しあう。武器はくちばしと足、そして足にくくりつけられたナイフ。攻撃ごとに観客がどっと沸く。

一応行司みたいな人もおるんだが、ルールとか勝ち負けとかはワシラにはぜんぜんわかりましぇん。
なんとなく優劣がついて終わっちゃうときもあれば、片っぽが死んじゃってお終いってのもあり。リングには血がシタタってたりする。お−こわ。

帰りはもう熱気と毒気に当てられてグッタリのポンニチ人二人でございました。

めったにできない経験させてくれたヨナとそのご家族に感謝でございます。