最終日も相変わらずの早起き。
せっかくのフルムーンが近いというのに、サイズは更に落ちているようだ。

ichirowo / photo : zz

昨日から急にクタあたりから日帰りで来るサーファーが増えたような気がする。
混んだポイントは勘弁だ。
イチロヲちゃんに「ライト行かない？」と提案してみる。昨日ライト側から数人入ってるのが見えたのだった。
せっかくだからレギュラーも乗ってみたいじゃないの。ねぇ。

今日も曇りだけど、昨日ほどどんよりはしていない。
サイズはたいしたことなさそうだが、綺麗な面のが割れている。風の影響はあまりないらしい。しかもワシラの他にサーファーの姿はなし。うひょひょ。
玉石のビーチからゲティングアウト。とりあえずかなりアウトで待ったつもりだったのだが、１発目のセットは更に奥。イキナリ巻かれる。クソ、案外でかいかも。

チューブには....ならない。photo : Misao

サイズは頭くらいあるんじゃないでしょうか。ビーチから見た感じよりワンサイズ上。イチロヲちゃんがさっそく数本とっていくが、どうもワシはリズムが合わない。
やっと肩くらいのを 捕まえて暫くぶりのライトブレイクだ。

ツルツルのショルダーがどんどん伸びてゆく。レフトほどの距離じゃないけれど、素直な乗りやすいファンウェイブ。ワンセクションで100メートルは遊べるでしょう。
最終日としては最高の贈り物なんじゃないの？

よっこらしょぉっと。zz / photo : Misao

暫くするとショートが数人入ってきた。

ヤバイ。中の３人はルール無視（つうか知らんのか？）のねーちゃんサーファーだ。

相変わらず白人の兄ちゃんは上半身裸。
いつもながら奴らの体感温度はどうなっているのか。
ワシ的にはどうせならねーちゃんにそれを期待したいものだ。

とはいうものの、ワシラはでか目のセット。
彼らはインサイドで掘れるのをと、この人数なら波は分けあえるだけある。

zz / photo : ichirowo

テイクオフした瞬間、ライト側、進行方向の雲の切れ間から朝日が差してきた。
一瞬周りは金色。眩しくて前が見えましぇーん。おっと危ない、ショートボーダー轢きそうになりながら、金色に光るショルダーをダウンザラインである。
うーん、シ・ア・ワ・セ。

なんて感じで遊んでいたら、セットの間隔も長くなってきたし、そろそろ帰って後かたづけの時間だ。

ふわぁぁぁ、満足満足。
既に腕肩背中乳酸100％。

いったい今回のトリップ中、何キロ波の斜面を滑ったんだろう。そして何キロパドルをしたことか。

念入りにプールで塩抜きして、椰子の木陰でボードを乾かす、と。

レフトのインサイドではローカルやらが派手なスプレー飛ばしているが、朝飯食いながら余裕で見学っす。

２時間チョイで空港について、カンガルー印の飛行機に搭乗。
ここんちの客室乗務員に物腰といい、しゃべり方といい、どう見てもモーホーの人がいた。
大変気が利いた兄ちゃんで、あの職業にむいてると思いました。　

そんなわけで、バカオヤジチーム初の海外波乗り合宿も大成功に終わった。
レフトはもちろん期待してなかったライトも楽しく遊ばせていただいた。
怪我もしなかったしね、ちょっと腰重いけど。

気儘な一人のトリップも捨てがたいけど、今回みたいなリラックスした時間とメローな波を、お互いのリズムを知り抜いた仲間と分け合う楽しみには到底かなわない。
また近いうちにこういう旅をやりたいモンです。