ネット経由でワシの動きをなんとなく知ってる人は、このおやぢ年越してからずっと山に入りっぱなしなんじゃねぇの？なんて勘違いをされている向きもあるようで。
なわきゃないでしょ、ってかＡＫｊミニトリップから帰ってきて3月に入った瞬間にまったく山に行けなくなってしまったワシでした。今年はずっと気温も低くて雪のコンディションも良かったんだけど、休みと天気と仕事のリズムが合わなかったのよ。

そして4月に突入し、去年は強制終了だったけど今年はこのままフェードアウトかなぁ、となんかスッキリしない気分。Ｇロボ・ＩＳＥ３達が立山行くみたいだから混ぜてもらおうかなぁ、とかグズグズやってるところに突如帝王から日曜日日帰りで行きませんか？と。
を、予想気圧配置だと高気圧がかぶりそうぢゃんか。行きますイキマス。

というのも、今回はカラー初のトライアル、ヘリを使ってのツァーなのだっ。
ホントは1泊2日で温泉絡めたツァーを組んでたんだけど、土曜の天気が思わしくなくて急遽日帰りに組みなおしたらしい。

ということですっかり道路脇の雪が消えた白馬に出撃。
中央高速の途中あたりからガスが湧き出しなんか嫌な感じ。
ガスは結局濃くなったり薄くなったりしながらも白馬までガスったまま。ま、上のほうは抜けてるんでねぇの、とざわめくココロを鎮めるワシら。
到着したカラーの回りもすっかり雪が消えて芝生が見えてて新鮮な感じ。

今回のツァーにはワシらを含む11人が参加。帝王と立山に来ていた塩沢さん以外は全部ボーダーっつう編成で朝のミーティングが始まります。
今回はトネ親分のコネでアサイチのヘリを使わせてもらえるらしく、早い時間帯に天狗原までひとっ飛びして時間をたっぷり使って栂池の来た斜面を中心に遊ぼうっていうプラン。楽して遊べんじゃねぇの、うひひ。

あ〜、今ガスってますけど、これは上は晴れるってことですから全然問題ありません、と天気にはまったく心配しないトネ親分。
今回はトネ親分にナカバヤシさんがテールガイドで、ゲストはワシら入れて10人。
とーぜん週末組ばっかなんでヨコクラ君以外はよく知らなくてちょっとアウェイな感じ。

さてワシはヘリに乗るのは初めて。
いつかはアラスカ行ってヘリツァーやりたいなと思ってたけど、まさかこんな近場でしかもバックカントリー絡めてできようとは。

栂池に到着するとゴンドラ中間駅のあたりに雪が盛られてヘリポートができており、山岳救助でおなじみの東邦航空のヘリが既に停機。
ヘリはパイロットの他に5名乗車だそうで、3組に別けて分乗。
席取ジャンケンは帝王の勝ちで助手席を勝ち取る。

バババババッとエンジンが回ってフワッと浮いて、ってぇ光景はまぁ見慣れたもんだけどやっぱ席に座ってるとぜんぜん違うのね。
あっという間にゲレンデの上越えて、旋回する感覚、稜線が迫ってくる光景にはついつい声が出ちまいます～。
あっという間にヘリは天狗原に到着～。

ヘリったら働く働く。残る２組ともすぐに到着して早速行動開始。
昨日10～15センチくらいは積もってるようで、今のところ雪は柔らかいです。うひひ。
白馬乗鞍のピークはすぐ目の前なんだけど、たぶん風があたってガリガリだから登らずに早いうちに柔らかいとこいただいちゃいましょうってのがトネ親分の判断。

まずはドロップポイントまで軽く登って北西面を軽く滑ってからちょっと登って乗鞍沢の入口から一気にドロップ。
まず様子を伺うトネ親分の雄叫びがボトム方面から聞こえて気分がアガりますな。

帝王とワシは3組に分かれたうち真ん中のグループでドロップ。
10センチくらい乗った新雪の下はソコソコ柔らかく、斜度はそれほどないんだけど快適なクルージング。
後半ちょっとくびれた「喉」のところを通り過ぎると斜度も緩んでミーティングポイントへ。
わはは、ヘリで時間稼いだおかげで雪質がまだキープされてるわぁ。

劣化が進むＹ沢さんはＮＫガイドにエスコートされて、無線がギリギリ届くくらいの距離でなんとか付いてきているようだ。
最後は九十九折の車道に出て、やっと里に出て長かったトレイルツァーも終了。Ｙ沢さんも最後の根性見せてなんとか無事到着。
すでにお日様は山陰に隠れちゃってて日が長くなってる分だけ行動時間は今シーズン最長。
帰りはカズーがカラーリムジンで迎えに来てくれて小谷まわりで白馬に帰りましたとさ～。

最初はヘリ使ってラクチンツアーかと思ってたのに、なんだかヘリ使った分だけ楽したんじゃなくて、辛かった気もするんですけどぉ。
とはいえ今回初めてのヘリを使ったトライアルツアー、来シーズンもできるかどうか。
ワシ的にも初めてヘリに乗って楽しかったし、ぜしとも来年も期待したいです～。