わずか4日のミニトリップなんで既に後半。
なんせ情報のないワシら、ガイド役が欲しいのだ。ということで事前に連絡してた
ら一緒できますよってな返事をくれたのが札幌在住の＞こぐ。

東京から札幌への移住以来、北海道の山をアグレッシブに滑ってるのは知ってたけど、富良野岳なら任せとけってくらい滑り込んでるらしく頼もしい。
今回も後半2日間付き合ってくれるってんで連絡取り合ってたんだけど、ワシらの前半2日間の行動と降雪具合からいってやはり富良野岳でしょってぇことで。

しかも調子いい宿ありますからそっちに移りましょうみたいな提案までしてくれて、ワシらはホテルをチェックアウト。
早朝、>こぐの待つ上富良野方面を目指すのであった。

でもさぁ、どうやら＞こぐは今日富良野岳登ろうって勢いなんだけど、今日って一時的に冬型強まってかなり風も強そう。
そこへ持ってきて2日続けて滑ったワシらの体はかなり疲労が蓄積しておりまして、「滑り込み派」のワシらとしては登るのはちょっと辛いかもねぇ、なんて。

さて>こぐはいつもそうしてるらしいんだけど、上富良野のセブンイレブンの駐車場で社中泊しているらしい。
ガッツリ除雪されてツルンツルンの道路が、脇道入ってガタガタの積雪路に変わってしばらくすると目指すセブンが見えてまいりました。
おっはよ～、ひさしぶし～。
朝飯買ってすきっ腹を満たしつつ、＞こぐに実はわしらの希望はこうなんだよ、ってお伝えしてみる。
わはは、気合入っちゃってたんだけどホンじゃ今日はゲレンデにして見ますかっつうことで富良野スキー場に移動します。ほっ。

北の峰ゲレンデに平行移動して、ローカルラインを辿ったりしてなかなか気持ちいいラインも発見できたし、充分楽しませていただきましたってことで、ゲレンデは撤退。

ワールドカップが開催されたとはとても思えないゲレ色なんぞの寂しさですな。強者どもが...ってな感じ。

ほんじゃ宿に向かいますか。

宿は源泉掛け流しで温泉がよくていつも入って帰るらしいんだけど＞こぐも泊まるのは初めてらしい。
ワシのGoProも初めて温泉に入ったりして(^^;;。

温泉宿といっても小奇麗でモダンな宿で、夕食も富良野の豚シャブで他のおかずも充分だし、これで6千円台はシーズンオフとはいえお得でございます～。

さて翌朝。
月曜日だし誰もいないし気温も低いし上り口は目の前だし、ゆっくり支度して出発準備。
さて登り始めたところでワシはなんだか調子悪い。
朝飯でお通じ促す為に水分取りすぎちゃったのか、汗がもうダ～ラダラ、体は重いしあっつーまにサングラスが曇っちゃった上に外側が湯気で曇っちゃったり。
お～い＞こぐ速過ぎだぞ～っ、とたびたび休憩促しちゃう始末。

途中で茨城から来た二人組みに追いついて後は抜いたり抜かれたりで森林限界に近づいたあたりでやっとワシは体調が戻ってきたりする。
森の中はぜんぜん風がなかったんだけど、やっぱり稜線に出たころには若干風も出てきて気温も低くなり始める。
ついでに雪の降りも強めになってきて視界も悪くなり。

まぁ雪は安定してるんでしょうかね。少なくとも稜線近くは問題ないな。
これ以上登っても雪固そうだってあたりで、滑る斜面を登ってきたラインの2本ほど先の沢に定めて一人づつ手前の沢をトラバース。トランシーバーからは安定してるっつう＞こぐのレポート。ってかけっこう固いかも～。
マルモ君はビンデの調子がチョイと悪そうだ。

さて滑り出しますか、というでかめの沢はかなり視界が悪いっす。
自分撮り君セットして慎重に滑り始めるけど斜面の起伏がほとんど見えませ～ん。
当て込むタイミング逃してそのまま壁登りすぎちゃったり＞こぐも斜面が見えなくて自爆したり上部はさんざん。

下部の沢がタイトになったあたりでやっと視界が取れてきて当て込み大会となる。
こりゃ視界と雪の状態が良かったらかなりのクオリティじゃないでしょうかねぇ。
樹影が濃くなってきたあたりでトラバースを開始して、登りのラインに合流しあとは登りっ口までツリーランで終了。

ん～視界が取れなかったのがちょっともったいなかったなぁ。
とはいえハイシーズンのこの時期に登れるコンディションになっただけでもありがたいことですわねぇ。それに＞こぐがいなかったら登り口にすらたどり着けなかったろうからホンと感謝です～。
最後に一本昨日滑ったローカルルーティンやっつけてから、宿で休んで風呂入って本日のミッション終了で～す。